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2021年06月11日

日露戦争で偶然にも日本が勝利したことで日本は自らの軍事力を過信し、その傲りから第二次世界大戦へ突き進んでしまう。そして戦略よりも精神論で戦い続け元寇襲来時のように神風が吹くと願ったが、結局、日本は多くの犠牲を払い敗戦した。
戦後、日本は焼け野原から奇跡の復活を果たし経済大国へと急成長しバブル経済に沸くが、バブルが弾けた後も、日本は自らの経済力を過信し、その傲りからグローバル化の波に乗り遅れ、今では先進国と言えないほど落ちぶれている。
コロナ禍にある現在、先進国では新型コロナウィルスのワクチン接種は進み、徐々に規制も緩和され出口が見えてきているが、日本ではワクチン接種は遅れワクチン接種率は先進国の中で最も低く緊急事態宣言は今も発令されたままだ。そして来月予定している東京オリンピックは開催するのか、しないのか、今も揺れている。
また日本の政界を見渡しても相変わらず贈収賄など金銭問題が蔓延っており、未だに忖度など妙な慣わしが強く、政界や官僚はもちろん、企業でも上司の顔を伺いながら仕事を行う文化が根付いている。日本人は一体、誰のために仕事をしているのだろうか? 日本は昔と何も変わっていないように思える。

先週、改めて映画「連合艦隊司令長官 山本五十六」を観た。
山本五十六は新潟県長岡市の出身で中学を卒業後、海軍兵学校に入学し日本海海戦に参加した。その後、アメリカ駐在武官としてアメリカに渡り英語を学ぶためハーバード大学に留学し、欧米諸国を巡ってワシントン軍縮条約後の各国の実態を視察している。
世界を見聞した山本五十六は資源や国力に大きな差があるアメリカと戦争になれば日本は敗戦し国が滅びると考え、アメリカとの戦争を避けるために奔走する。しかし当時の政府と軍、それに日本世論は日露戦争に勝利した傲りから戦争へ傾倒し、ついにアメリカとの戦争に突き進んでしまう。
その激動の中、皮肉なことに山本五十六は連合艦隊司令長官に任命され、真珠湾攻撃を敢行しアメリカ戦の指揮を執った。しかし山本五十六はアメリカと講和による早期終戦を望み、そのことを念頭に作戦を立てている。
映画では役所広司演じる山本五十六が、戦争を煽る玉木宏演じる若い新聞記者にこう語る。
「目と耳と心を大きく開いて世界を見なさい」
これは日本の若者に井の中の蛙ではなく、小さな島国の日本を飛び出し世界を見聞し、正しい歴史を学び、正しい未来を築いてほしい。そして同じ過ちを繰り返すことなく誠実で強い日本を築いて欲しい。
この言葉は山本五十六が未来の日本人に向けたものだろう。


2021年06月05日

トレーニングジムには「In Body」と言う体成分を分析する計測器があり、その計測器に裸足で立ち左右にあるスティックを握ると、15秒ほどで体重はもちろん、体内の水分、タンパク質、ミネラル、体脂肪などが測定でき、さらに体の部位の筋肉量や脂肪量なども測定できる。
トレーニングジムに通い始めた日に「In Body」で体成分を計測したが、体脂肪率は標準値を上回り、筋肉量も標準値の枠内ではあったが低い値だった。2か月が経ち、再び「In Body」で体成分を測定すると、結果は改善されていたが、劇的に変化したわけではなかった。そこでパーソナルトレーナーにアドバイスを貰った。
「あんまり筋肉量が増えてないんやけど…」
「筋肉量はそんな短時間で増えませんよ」
「でも、〇〇のCMでは2カ月で劇的に変化しよるやんか?」
「あれは食事も徹底管理しているからですよ」
「そうか~俺は毎日晩酌するし、ほとんど食事制限してないもんな~」
「あんな風に食事制限して短期間で体を作ってもリバウンドは起きるし、体に疲労が溜まります。In Bodyの数値を見る限り順調に体ができていますから、全く問題ないですよ。目的は運動不足の改善でしたよね?」
「そうやけど、頑張って通いよるけん、もう少し筋肉も付けたいんよね~」
「それではトレーニングメニューを見直し、各部位ごとに集中してトレーニングしましょう。筋肉を増やすにはプロテインなどのタンパク質やカロリーしっかり摂って下さい!」
僕のスポーツジムに通う目的が変わりトレーニングメニューも大きく変わった。

トレーニングジムに通っていると、皆、それぞれ目的を持って通っているようだ。ある年配の男性は脳梗塞で倒れたのだろうか、半身に麻痺がありリハビリのためなのか、毎日、懸命にスポーツクラブに通っている。またマッチョな体の女性はやたらと体を露出したウェアを着て、周りに自慢げに筋肉を披露しているように見える。(マッチョな人はやたらと壁面ある鏡を意識し、鏡に映る自分の肉体をうっとりと眺める傾向があるようだ)そして「キャーキャー」と騒ぐ二人の若い女性は、マッチョな彼氏でも探しに来ているのだろうか。

早速、僕は張り切って新しいハードなトレーニングメニューに精を出した。
翌日、僕は微熱が出て筋肉痛になった…。


2021年05月28日

5月2日の夜、自宅近くで起きた交通事故に進展があり、テレビのニュースで続報が伝えられた。ニュースでは事故現場近くにあった防犯カメラの映像が流れ、道路を横断する自転車に乗った少年に猛スピードで走ってきた車が衝突する瞬間が映っており、少年はその衝撃で15メートルほど飛ばされたと言う。また警察の調べでは加害者は制限速度50キロの道路を倍の100キロ近いスピードで車を運転し少年を跳ね死亡させたとし、過失運転致死の疑いで逮捕したと言う。
僕は事故を目撃していないが自宅でクラクションとタイヤの摩擦音、それに大きな鈍い衝突音が聞こえたので、スピードは随分出ていたと想像していたが、まさか一般道を100キロのスピードで走るとは無謀で自殺行為だと驚いた。

僕の車には衝突を回避するための自動ブレーキや、自動でハンドルを切り衝突を回避する機能が装備されているが、その機能は運転スピードが40~50キロが限界のようで、それ以上のスピードが出ていると衝突を回避することは難しい。加害者が運転していた車はベンツだったので事故を回避するための装備は付いていただろうが、100キロ近いスピードでは衝突を回避する機能は作動しなかったのだろう。彼が制限速度を守っていれば自動ブレーキなどの衝突を回避する機能が働き、衝突しても少年は死に至ることは無く軽傷で済んだのではないだろうか。
これから車の技術はさらに進み安全性は高まるだろう。しかし車を運転する人間が交通ルールを無視し乱暴で無茶な運転を行えば、進歩した技術は生かされることはない。

僕も若い頃に無茶な運転をして電柱とガードレールにぶつかる事故を起こし、購入したばかりの車を廃車にした苦い経験がある。しかも初回のローン返済日が来る前に廃車になったので、車は無いがローンの返済が始まった。ローンの期間は3年でボーナス払いも利用していたので、ボーナスは右から左にローンの返済に消えた。あの時の事故は今でも夢に出てくることがある。交通事故は人身事故でなくても起こした人間は後悔する。

僕は事故現場で加害者と一言だけやり取りがあった。事故現場で呼吸の止まった少年に僕が心臓マッサージをしていると、加害者が僕に心細い声で話し掛けてきた。
「助かりますかね?」
「わかりません!」
たったそれだけの会話だったが、彼は途方に暮れた様子だった。


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