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2013年12月27日

今日が仕事納め。
事務所の大掃除を午前中に行い、お得意様への請求書の手配を終え、今からスタッフと納会を始める。つい先日、スタッフと初詣に出かけたような気がする。本当に一年は早いものだ。最近は年々、一年のスピードが早くなっている気がする。

先日、髪も髭も伸び放題のホームレスの方が古い自転車の前後に大きな袋を山のように乗せ、寒空の下、自転車を押しながら歩いていた。凍死などしなければいいが…

人間はひょんなことや、ちょっとしたきっかけで生活に大きな変化が起こるものなのかもしれない。今年を振り返ると僕も色々あった。出会いや別れ、そして事務所の引越しなど慌しい一年だった。しかしこうして事務所で納会をすることができて有難い。来年も色々と変化が起こるだろう。しかし良い変化が起こるような小さなきっかけをたくさん見つけなければならない。

お寿司も届いたし、そろそろ納会でも始めるか。新事務所で迎える初めての納会だ。事務所の引越し祝いで頂いたシャンパンが冷蔵庫に冷えている。

『よ~し!シャンパン開けるぞ~』

written by ジェイク

2013年12月20日

広島に出張に出かけ呉に足を伸ばしてみた。以前は日本海軍の本拠地で戦艦大和が生まれた軍港都市で今でも海上自衛隊の基地である。戦前、戦中は軍人や造船関係者など多くの人が生活し、活気に満ち溢れていたはずだ。

出張などで出かけると、よく商店街を見てまわる。呉のメイン商店街を歩いてみた。商店街の店の多くは昼間からシャッターが閉まっており、買物客は疎らで高齢の方が目立ち生命力を感じることができなかった。まるで人口減少が進む日本の将来を見ているようだ。そして町には笑顔や笑い声まで消えていく。

ひと昔前、この国は富国強兵を掲げ先の大戦に突入し敗戦した。その後、日本は復興を誓い奇跡の経済復活を遂げた。戦争は終わったが現代は違う戦争が世界中で起きている。それは経済戦争で企業や国家が成長するための戦争だ。その中で多くの大切なものを失っているように感じる。その失ったものの中に笑い声や笑顔も含まれている。

年の瀬が近づいてきた。来年は午年。慌しく駆けていく年なのかもしれない。いくら慌しい一年でも忘れてはならないものがある。

日本中が笑顔溢れる年になってほしい。

written by マックス

2013年12月13日

広告は小売業界などと違い受注業界なので、基本的に在庫を持つことがあまり無い。しかし広告スペースを事前に広告会社が買い切ることがある。買い切った広告枠は、何としても売り切らなければ当然赤字になってしまう。

営業経験が乏しいスタッフのお尻に火が付けばと、年始の新聞広告の小さな枠を半ば強制的に買い切らせた。買い切ってから原稿を入稿するまでの時間は約一週間と時間はあまり無かった。

何としてもこの枠を埋めないと赤字になることを彼に伝え尻を叩いた。その次の日から彼の目の色が変わり、多くの企業に電話を掛け訪問するようになった。しかし、そう簡単には枠が埋まるわけもなく刻々と時間が過ぎていく。ついに彼はその週末の休みまで返上し、飛び込み営業を行い、そして夢の中でも営業していたそうだ。
そして、締切日ギリギリに枠を埋め無事に原稿を入稿することができた。彼はひとつの仕事を自力で完了させた。彼にとっては初めての経験で大きな山だったのだろう。肩の荷が下りたような顔をしていた。
やはり在庫などのリスクを持って仕事に挑まなければ人の成長は無いと思う。

原稿を入稿した日に、『また違う広告枠を買い切ろうか?』彼にそう伝えると、彼はギョッとしていた。

written by ベルハルト

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