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2018年10月26日

親父は今年の5月に硬膜下血種の手術を受け順調に回復していたが、嚥下障害のため肺炎を繰り返したので入院が長引いている。入院中、親父はリハビリに真剣に取り組み、母の献身的な看護もあり体調も随分と落ち着いてきたので、いよいよ来週退院することになった。

退院後、弱った親父が広い家で生活することが難しいと判断し、家族で相談した結果、お袋と福岡市内のケアマンションに入居することになり、先週、そのケアマンションに荷物を運んだ。二人の住むケアマンションはワンルームで築年数も新しく、そこに新しく購入した電化製品が運び込まれると、まるで新婚生活が始まるように思える。
お袋は田舎から市内に引っ越すことや新しい環境での生活が楽しみのようだが、退院する親父はそのケアマンションを見ておらず、親父がそのケアマンションに住み始めると、住み慣れた家に戻ると、ごねるのではないかと気がかりだ。
またケアマンションから親父はリハビリを引き続き行うため毎日デイサービスに出掛けるのだが、親父がデイサービスに出掛けている昼間はお袋が一人になるので、何か趣味や楽しみを見つけないとボケてしまうのではないかとお袋のことも心配だ。

誰もがいつまでも元気に生活することを望んでいるが、自分が描いた老後にはならないようだ。介護に詳しい方から聞いた話だが、70歳が元気な老後を送るうえで大きなターニングポイントになるそうで、70歳までにそれ以降の生活を考え、早めに老後に備えることで元気に長生きできると言う。
70歳を超えてから老後の生活を考え始めても体力も判断力も急速に落ちていくので、生活環境を変えようと模索しても判断も決断もできないそうだ。そしてずるずるとそれまでの生活を続け、怪我や病気などのアクシデントに見舞われ急速に弱っていくそうだ。

安倍首相が70歳まで元気に働くことを前提に働き方改革に乗り出しているが、それが本当に正しいことなのだろうか?働く喜びは一旦、仕事を引退して自由になってみないと理解できないが、ターニングポイントである70歳まで働き、その後、余暇を楽しむことも無く老後に備えるなんて僕はまっぴらだ。

もうすぐケアマンションで親父とお袋の新婚生活が始まる。心機一転、二人でハネムーンに出掛けることができれば良いのだが。

written by マックス

2018年10月19日

日本の税金はとにかく高い。企業は利益から法人税を徴収され、従業員も賃金から所得税を徴収される。また企業が株主に支払う配当金にも税金が課せられるのだが、株主への配当金は法人税引き後の純利益から支払いうので、税金の二重徴収ではないかと思ってしまう。
さらに来年から消費税は10%に引き上げられ、ますます国民は国のために働かなければならない。日本はまるで資本主義の仮面を被った社会主義国のように思える。
国会議員と国家公務員は徴収した税金を合理的かつ効率よく使ってくれれば良いのだが、どうも国民はバカだと考えているようで、国民からはどんどん税金を巻き上げ、適当に予算を組み無駄遣いをしているように思えて仕方がない。

日本は子供の頃からファイナンスに関しての教育をほとんど受けていないので、欧米に比べお金を運用することに疎く、税金の知識もほとんどないので、なかなかお金を増やすことができない。しっかりと自らが、ファイナンスの知識を身に付けないと、国に食い物にされてしまうことになる。騙すなら最後まで騙された方が幸せなのだが、死ぬまでずっと騙され続けると、膨大な税金を国に徴収されてしまう。

来年の消費税増税前に高額商品は駆け込み需要が見込まれ、来年の夏のボーナス商戦は活況だろう。しかし増税後は高額商品が売れず日本経済に深刻な影響を及ぼしかねない。政府は増税後に消費者に増税分をポイントで還元する対策を検討しているようだ。小売業を中心に商品購入時にクレジットカードなどキャッシュレス決済を行うと、増税分がポイントで還元されるというものだが、消費者は増税分の2%をポイントで還元されるので、増税されているにもかかわらず得をしたように感じてしまうだろう。これは消費者が増税をあまり感じないようにするための姑息な手段だ。

先週、世界同時株安となり世界経済が大きく揺れている。現在、世界的に株価は天井を付けているようで、世界経済の振り子は大きく逆方向に振れそうだ。リーマンショックから10年が過ぎ、2019年は世界経済の舵取りは難しい時期に差し掛かる。仮装通貨の暴落、トランプ政権の暴走、民主主義と社会主義との衝突…。何が引き金になるのだろうか。注意しなければならない。

written by マックス

2018年10月12日

個人の生活も会社経営と同様に売上や利益を拡大させることに重点を置き、経費などの支出を抑制しなければならないのだが、生活にゆとりのない人は収入を増やすことに集中せず、支出ばかりに目を向ける。

彼らは商品を購入する際、支出を抑えるため価格を重視し、その商品の価格が高いのか、それとも安いのか、それが大きな判断基準になるようだ。そのため複数の店舗に出掛け、更にネットでその商品の価格を調べ最も安い商品を購入する。彼らはこの作業を努力と考えており、その努力の結果、安い商品を購入することができたと満足する。
彼らの頭の中は「安く買えた⇒お買得⇒満足」この思考回路が脳の中でしっかり出来上がっており、僕はこのように思考することを「ディスカウント脳」と言っている。
しかし彼らは商品の価格などを必死に調べることで、大切な多くの時間を失っていることを理解しない。本来であればその貴重な時間を自らの収入を増やすために、スキルアップなどの時間に費やすべきなのだ。そうすることで自らの収入に跳ね返り生活水準は高くなるのだが…。

更に彼らはある事柄を進める際に計画や段取り、そして優先順位を頭の中できちんと整理することをせず直ぐに手を付け、結局多くの時間を費やしてしまう。彼らは直ぐ取り掛かる自らのフットワークの軽さに満足してしまいる。この習慣も「ディスカウント脳」に侵されてしまっているためだ。

いくら周りが「ディスカウント脳」は間違っていると教えても、彼らの脳は彼らの行動に満足し心地良いので、一旦、「ディスカウント脳」に侵されてしまうと大きく修正することは非常に難しい。そして恐ろしいことに親が「ディスカウント脳」になると、その子供にも大きな影響を与え、子供たちは自らの親の行動とその無駄な努力を尊敬するようになってしまう。「蛙の子は蛙」と言うが、その子供も大人になると親と同じように行動し、親と同じような生活を送ってしまう。

最後に「ディスカウント脳」になってしまうと、知識やスキル、それに人間の幅が身についていないので自らを安売りしてしまい、さらに負のスパイラル階段を降りていき生活レベルはますます落ちることになる。」

written by ジェイク

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