先日、映画「僕のワンダフル・ライフ」を観て涙した。この映画はコメディータッチで描かれた心温まる物語で、ベイリーという犬が主人公だ。あらすじはイーサンと言う少年が子犬の命を救い、その子犬はベイリーと名付けられイーサンに飼われることに。ベイリーは自分の命を救ってくれたイーサンを最愛の人だと確信し、彼の傍にいて彼を守ることを誓う。堅い絆で結ばれイーサンとベイリーは共に成長していくが、犬の寿命は人間よりはるかに短く、ついにベイリーは老いて死んでしまう。しかし死んだベイリーは最愛のイーサンに会いたい一心で別の犬として生まれ変わる。そして3度目の生まれ変わりで、中年になったイーサンと再会することができ、ベイリーはイーサンと再び幸せに暮らすことになる。
この映画を観て僕は3か月前に亡くなった愛犬Q太郎が恋しくなった。そこでネットでブリーダーが直販しているサイトを見つけ、ミニチュアダックスの子犬を探した。どの子犬も同じような顔でQ太郎の生まれ変わりのように感じる子犬はいなかった。何度かそのサイトに訪れ閲覧していると、あるミニチュアダックスの子犬に目が留まった。その子犬を紹介する写真の背景に以前Q太郎に買ってあげたぬいぐるみが映っていた。そのぬいぐるみは僕が東京出張の際にホテルでQ太郎にお土産として買ったもので、ペットショップには売っていない。さらにその写真にはQ太郎に買ってあげた緑色のおもちゃも写っていた。
「うわ!この子の後ろにQ太郎に買ってやった同じぬいぐるみとおもちゃが写っとる。こいつQ太郎の生まれ変わりかもしれん!!」
2週間が経ちそのサイトを再度閲覧するとまだその子犬は売れていなかった。僕はこの子がQ太郎の生まれ変わりで僕を待っているのではないかと思い、ブリーダーに連絡し会いに出掛けた。ブリーダーに会い事情を話すと彼は笑いながらこう言った。
「へー、あのぬいぐるみを持っていたんですか?あのぬいぐるみはペットショップには売っていないんですよ」
そして僕はその子犬に会わせてもらった。その子犬は何ともかわいいおとぼけ顔の雌の子犬で、僕はきっとQ太郎の生まれ変わりだと信じ譲ってもらうことにした。
連れて帰りその子犬の名前を一先ず「千代丸」と名付けたが、どうしても間違えて「Q」と呼んでしまうので、その子の名前を「Q次郎」と改め「Q」と呼ぶことにした。そしてQ太郎の生まれ変わりのミニチュアダックスの子犬と新しい生活が始まった(笑)
Q太郎もそうだったがQ次郎も早朝からご飯をねだって僕を起こす。そして部屋中で楚々をするので、片付けと躾の毎日が始まった。後2度ワクチンを打つとQ次郎はいよいよ散歩デビューする。
「さぁ、ワンダフル・ライフの始まりだ!Qちゃんありがとう」
written by ゴンザレス
今年は台風のあたり年のようで毎週のように日本に台風が上陸し、週末も今年最大の台風が日本に向かって来ているので既に台風被害の出ている地域が心配だ。子供の頃、台風で停電すると、懐中電灯や蝋燭に明かりを灯し、トランプなどをして遊んだことを覚えている。当然、ご馳走やケーキはないが季節外れのクリスマスのようで、どこかワクワクして1日が長く感じられた。
以前、ある番組で大人になると時間が経つことが早く感じるのは、大人は子供の頃に比べトキメキが減ってしまったからだと言っていた。時間の感じ方は心がどのくらい動いたのかが重要で、 言い換えるとトキメキの多さで時間の過ぎる速度が異なって感じるそうだ。
例えば子どもの食事を考えると、
「今夜のご飯は何かな? どんな味なのかな? 作り方は? …。うわぁー、星形の人参の入った大好きなポテトサラダだ! 」
など、食事でもたくさんのトキメキを感じるが、大人の食事はただ食事をするという事実だけでトキメキをあまり感じることがないそうだ。そのため子どもは食事をする際も様々な感情が生まれ時間が長く感じるが、大人は単に食事をしただけで時間が短く感じると言う。
このように生活のあらゆる場面でトキメキを感じる機会が多いのか、少ないのかによって、時間の過ぎる速度が異なって感じる。また大人になると毎日の生活が同じ作業の繰り返しで、毎日の生活が単調に感じられ印象に残る出来事も子供の頃と比べ随分と減少してしまう。そのためトキメキが日常生活から消えていき、トキメキを失った大人の1年はあっという間に過ぎるように感じられるそうだ。
それでは大人になってトキメキを感じるためにはどうすればよいのだろうか。それは非日常体験を沢山することが大切だ。例えば今まで訪れたことのない町を旅行で訪れ、その町で生活している人に出会い、異文化に触れ、味わったことのない食事を取る。また新たな趣味やスポーツなどにチャレンジすることでトキメキは増えていくだろう。そして年齢を重ねても素敵な恋をしても良いのではないだろうか。
明日から気持ちの良い秋の3連休だ。3連休の一晩くらい自宅の照明を全て消し懐中電灯や蝋燭で過ごすのも良いかもしれない。いずれにしても折角の3連休なのだからトキメキをたくさん感じて過ごしたい。
ちなみに僕の三連休はトキメキ目白押しだ!
written by ゴンザレス
先月出掛けたカンボジアのボランティア活動で僕は随分と疲れ、体調を崩し風邪を引いてしまった。以前から風邪を引くと副鼻腔炎を引き起こしてしまうことがあり、今回は副鼻腔炎と扁桃腺も腫れたので病院に出掛け薬を処方してもらった。処方された薬を数日服用したが副作用による強い眠気と倦怠感で仕事に集中することがでず、副作用の少ない漢方薬に替えようと、漢方薬専門の薬局を訪ねてみた。
僕は漢方の専門薬局に出掛けるのは初めてで、恐る恐る中に入ると女性のスタッフが僕を部屋の奥にあるカウンターに案内してくれた。そして薬剤師の女性から1時間半ほど悩んでいる症状や現在の生活状況など聞かれた。質問の内容は食生活や水分の摂取量など細かく尋ねられ、さらに便の状態や回数、それに色まで質問されたので恥ずかしくなった。ヒアリングが終わり彼女は店の奥から分厚い漢方の辞典を持って来て、僕の今の症状に適している薬を調べた。
「辛夷清肺湯。あなたの今の体の状態からはこちらの薬がよろしいでしょう」
「辛夷清肺湯…」
漢方薬には粉末タイプと沸騰したお湯で煮だすタイプの2種類があるそうで、本来は調合された漢方薬をお湯で煮だしお茶として服用するそうだ。粉末タイプはそのまま服用するため手間がかからず携帯に便利だが、お湯で煮だすタイプと比べると効果が30%ほど低くなると言う。折角なので僕はお湯で煮だすタイプの漢方薬を処方してもらうことにした。この店は調剤薬局ではないので健康保険が使えず僕は価格が気にったので尋ねると、多くの漢方薬は1日分で600円~800円だと彼女は答えた。
僕が商品と価格を承諾すると彼女はガラス張りの漢方薬を調合する部屋に入っていった。その部屋には何百種類の漢方薬の原料が並べられ、見たことのないキノコや動物の角のようなものまであった。彼女は10種類ほどの原料を摺り、煮だすために原料をティーパックに入れた。代金を支払い服用の仕方と注意事項を説明し漢方薬を渡してくれた。
家に帰り、漢方薬の入ったティーパックを沸騰したお湯に30分ほど入れ煮立たせると、お湯は濃い茶色に濁った。これを洋服にこぼしてしまうと必ずシミになってしまいそうだ。香りは以前、嗅いだことのある薬草のような匂いで、その香りが家中に広がると、まるで魔女が妙な薬を作っているように思えた。そして出上がった漢方のお茶を恐る恐る飲んでみた。
「うわー!!」
余りの苦さに僕は声を上げてしまった。今までに味わったことのない味でとにかく渋く苦い。しかしどことなく癖になりそうな味で全身に染みわたるように感じる。初めて経験した本物の漢方薬は果たして効果はあるのだろうか?
「中国4,000年の歴史か。辛夷清肺湯…」
効果を信じて当分飲んでみることにした。
written by キムジー








