新型コロナウィルスの影響で売上が落ちた中小企業や個人事業主を支援するため、政府は持続化給付金を支給している。持続化給付金の申請はオンラインのみで受付けているため、高齢の方やパソコンやスマホが苦手な方は申請が難しいようだ。そこに付け込んで申請を代行し報酬を得ている業者がいるとそうだ。その業者は何と給付された金額の20%の報酬を受け取っているようで、何ともたちが悪い。報酬など受け取らずに親切に申請方法を教えて手伝ってあげれば良いものを…。
数年前、夏休みで僕が実家に帰省していた夕方、実家の電話が鳴った。親父が電話に出ると、親父は突然大声で怒鳴り電話を切った。僕はびっくりして親父に電話の内容を尋ねた。
親父が電話に出ると、電話の向こうからこう話してきたそうだ。
「俺、俺」
「俺、俺ってどちらさんですか?」
「はぁ~?親父は息子の声も忘れたんね?」
「…」
「ところで親父は元気しとるね?実はさ~」
「バカもん!!お前は俺をバカにしとるんか~!!息子は俺の目の前におるわい!!」
偶然、僕が実家に帰省していたので親父は騙されることは無かったが、もし僕が実家にいなければひょっとすると騙されていたかもしれない。
それ以降、実家の電話機をナンバーディスプレイ機能の付いた電話機に取り換え、登録されていない電話番号以外から着信が鳴ると電話には出ず、留守電で内容を録音し、録音を聞いた後に必要がある場合のみ電話を折り返すようルールを決めた。それ以降、妙な電話は掛かってこなかった。
新型コロナウィルスの影響で今後、経済はさらに悪化する恐れがある。景気が悪くなると悪い輩が増え詐欺まがいの行為が増えてくる。詐欺などに引っかかり騙されないよう家族でルールを決める、くれぐれも気を付けなければならない。
written by 彦之丞
僕の両親は結婚すると親父の転勤で長崎に暮らしていたが、数年後に親父は福岡に移動になった。その時お袋のお腹の中に僕がいたので、出産と育児を考え、福岡で暮らす祖母(母方)の家で暮らすことになった。祖母の自宅は小さな商店を営んでおり、祖母は一人でその店を切り盛りしながら暮らしていた。
祖母は昔幼い息子二人を病気で亡くしており、初孫の僕が生まれると祖母は随分と喜び、まるで我が子のように僕を可愛がったそうだ。僕が生まれ数年が経つとお袋も働きに出るようになり親のいない間は祖母が僕の面倒を見てくれた。
その後、妹が生まれ家族が増え祖母の家も少し窮屈になったので、僕が小学校に上がると両親は祖母の家の近所に家を購入し僕等はそこに引っ越した。毎日、学校が終わると近くの祖母の家に向かい、親が仕事から戻るまでの時間を祖母の家で過ごした。祖母の暮らしは楽ではなかったが、僕らが学校から帰ると店のお菓子をおやつでくれた。
時間が経過し、僕が成人すると祖母は僕の名前の書かれた通帳と象牙の立派な印鑑を僕に贈ってくれた。その通帳の預金高には1,000,000円が記されていた。
「婆ちゃんはあんたが成人する時、お祝いに1,000,000円を渡すっと言って、あんたが生まれてから20年コツコツとお金を貯めよったんよ」
お袋がそう教えてくれた。
ところで僕は長い間広告業界で働いているが、広告業界やマスコミ業界では売上金額が数千万円、数億円になることもよくあり金銭感覚が少し麻痺してしまうようだ。やたら周りに聞こえるような大声で大きな売上金額を口に出し自慢している者も多い。決して自分の懐に入る金額ではないのに…。
新型コロナウィルスで売上が著しく落ち込んだ個人事業主に政府は持続化給付金1,000,000円の支給を始めた。政府広報などでその金額を目にしたとき、ふと祖母から貰った1,000,000円を思い出した。どちらも同じ金額で価値は同じなのだが、その金額の中にある想いは全く異なる。
祖母は質素な生活を送りながら僕の成人の祝いのために20年間もコツコツとお金を貯めてくれた。祖母が僕に贈ってくれた1,000,000円は長い年月の重さと、大きな愛情が刷り込まれていたように感じた。
少し麻痺していた僕の頭が元に戻った。
written by ダニエル
夏のボーナスシーズンになりボーナスが振り込まれる日を多くの人が心待ちにしているだろう。中には新型コロナウィルスの影響でボーナスが減った方もいるだろうが、ボーナスは働いている全ての人が貰えるわけではないので感謝し大切に利用してほしい。ボーナスシーズンになると僕は必ず思い出すことがある。
若い頃、見栄を張ってローンで中古のBMW7シリーズを購入したが、初回のローンの返済日が来る前にそのBMWを事故で廃車にしてしまった。車は無くなりローンはまるまる3年残った。僕はローンにボーナス払いを併用していたので、ボーナスが振り込まれると右から左に消えて無くなった。僕はその苦い経験から「今後はローンを組むことはしない」とマイルールを決め、全てにおいてお金を貯めてから現金で購入するようになった。
住宅などの資産は耐用年数が長く減価償却に長い年数が掛るのでローンで購入しても構わないと思っている。(ちなみにローンを組まないと決めた僕は未だに自宅を購入していない)逆に車など耐用年数が短い物はできるだけローンを組まず現金で購入するべきだ。車の耐用年数は短く新車の場合で減価償却期間は会計上6年と決まっている。
例えば300万円の車を購入すると毎年50万円(総額の6年分の1年)を減価償却することになり、この車の価値は毎年50万円ずつ減っていく。仮に5年で60回払いのローンを組んだ場合、ローンの完済時の車の価値は約50万円になっている。この価値は新車で未使用車の場合で、外装や内装が劣化し走行距離が嵩むとさらに価値は下がってしまう。
またローンを組むと当然のことだが金利が発生するので、現金で一括購入するより多くの費用を支払うことになり、余裕がないのであればローンまでして新車を買うより現金で中古車を買うべきだろう。そうすれば僕のように事故で車が廃車になってもローンが残ることはない。
ボーナスは会社の業績に合わせ支給される臨時収入なので、家や車など大きな買い物をする際はできるだけボーナス払いを利用せず貯金や投資に回すべきだろう。今回のように新型コロナウィルスの流行という不測の事態が起きボーナスが減ってしまうと、ボーナス併用でローンを組んでいる人はキャッシュフローが一気に狂ってしまう。
先週のブログに書いたが「吾唯足知」。ボーナスが支給される時期だからこそもう一度思い出してほしい。
written by マックス








