What's NEW
ARCHIVE
2022年05月20日

ロシアによるウクライナ侵攻や中国での新型コロナウィルス再拡大により世界中で物資が減りインフレが加速している。この加速したインフレを抑え込むためアメリカの中央銀行に当たるFRBは利上げを実施したことで、株式市場は動揺し株価は大きく値を下げ、今後の世界経済に暗雲が広がっている。

僕は7年ほど前に株式投資を始めようと一念発起し、50冊ほど株式投資の本を読みネット証券の口座を開設した。そして投資する企業を探し株式投資を始めたが、経験のない僕は日々の株価に一喜一憂し、まるでデイトレーダーのように売買を繰り返し、300万ほど損失を抱えてしまった。僕は優良銘柄見つけることができるようになったが、株式投資で大切な「Buy and Hold」をすることができなかった。「Buy and Hold」とは優良銘柄の株式を購入し、その株式を中長期に保有する投資手法で、短期的な変動には左右されず中長期的な株価上昇によるリターンを狙うものだ。当時、購入していた株式を今も持ち続けていれば大きな利益を上げている…。

結局、僕は個別の株式投資から一旦身を引き、再度株式投資の勉強を始めた。そしてある本に出合い感銘を受けたことで、僕はその著者に連絡を取った。彼は株式投資の本を数冊出版しており、個別に投資アドバイスも行っていたので、僕は彼の住む東京に出掛け、彼から投資のアドバイスを受けることにした。
彼に会い僕は今まで株式投資の経緯や失敗を話した。彼は僕に投資の目的や投資のゴールをヒアリングして僕の頭の中を整理してくれた。そして彼は僕に「インデックスファンド」に投資することを薦めた。「インデックスファンド」とは日経平均株価やTOPIXなどの指数の動きに連動するように運用される投資信託で、インデックスを構成する幅広い銘柄に分散投資することができリスクを低く抑える効果があり、運用コスト(信託報酬)も低く長期投資に適している。またアメリカのダウ平均株価やナスダック、S&Pなどにも投資することもでき、日本にいながら世界中のマーケットに投資することができる商品だ。そして彼はドルコスト平均法による積立投資を僕に薦め、毎晩、枕を高くして眠ってほしいと、僕にアドバイスをしてくれた。
僕は彼のアドバイスを受け「インデックスファンド」の仕組みをさらに学び、今では自らポートフォリオを組み投資を行っている。

彼に出会ったことで、僕の投資スタイルは定まりぶれることなく投資を継続できるようになった。世界経済に暗雲が広がり嵐に見舞われ株価がさらに大きく下落しても、僕は枕を高くしてぐっすり眠ることができる。
「ありがとう!カンさん」


2022年05月13日

今年のゴールデンウィークは3年ぶりに新型コロナウィルスの感染防止制限は解除され、多くの方が外出し道路は渋滞した。大型連休は「ホリデードライバー」と呼ばれる普段運転をしない運転が不慣れなドライバーが増えるので交通事故は増加する。福岡でも昼間の交差点でホリデードライバーの運転するワゴン車が横転する事故が起きたが、幸い怪我人はおらず同乗していた人は皆無事だった。

若い頃、僕は車を運転することに全く恐怖がなく交通違反や無茶な運転をして車をぶつけことや、購入したばかりの車を廃車にしてしまう大きな事故も起こしたが、今は安全運転を心掛けている。交通事故を起こすと、警察による取り調べや保険会社とのやり取りで多くの時間が割かれ、手間も掛かり、事故の後に後悔と憂鬱な時間を過ごすことになる。

昨年のゴールデンウィークの5月2日の夜に自宅近所で大きな交通事故が起きた。その事故は100キロを超える猛スピードで走って来たベンツが、自転車で道路を横断していた中学3年生の少年を跳ねた。事故現場に駆け付けた僕は呼吸の止まったその少年の心臓マッサージを行い、数分後に救急車が駆けつけ少年は病院に運ばれたが、翌5月3日の朝に少年は亡くなった。僕は少年に心臓マッサージを行ったので、この事故の記憶はこれからも消えることはいだろう。
今年の5月3日、僕はその少年が跳ねられた現場で花を供え手を合わせた。目を閉じて祈ると、事故当時の様子が頭に浮かんだ。事故現場にはたくさんの花やお菓子が供えられ、亡くなった少年は家族や多くの友人から愛されていたことが伺える。

事故を起こした男性は乱暴な運転による過失運転致死で逮捕され、彼と彼の家族の未来はこの日を境に一変した。そして事故で亡くなった少年はその日を境に希望に満ちた未来は途絶え、少年の家族は今も悲しみの癒えない生活を送っているだろう。交通事故で得をする人はおらず、当事者とその家族を不幸にしてしまう。
事故を起こした男性は事故の後に警察にこう言った。
「どうしようもなく、避けることはできなかった」

今の時代、車の技術は進歩し車の安全装置は以前より格段に向上している。交通事故は安全な運転を心がけることで避けることができる。


2022年04月22日

福岡市中心部にある大濠公園の近くに、毎日、開店前から行列のできるパスタ店がある。僕は愛犬の散歩で良くその店の前を通るが、散歩を終えて帰る頃にも同じ客が並んでいるので、待ち時間は優に1時間を超える。長い時間並んで食べるほど価値のあるパスタなのだろうか?僕は並ぶ時間を自分の時給に換算し店の価格に加算して考えるので、並ぶ店の料理は随分高いと感じてしまう。そのため僕は行列のできる店には入らない。ちなみに「行列のできる相談所」というテレビ番組があるが、そんな相談所にも僕は決して行かないだろう。(しかもこの番組を見る気にすらならない)

ところで今の時代は待つことをしない。いつでも誰とでも携帯電話やネットで繋がっており、コンビニは24時間年中無休、アマゾンなどの通信販売をネットで利用すると、翌日には注文した商品が自宅に届き、しかも飲食店の料理もネットで注文すると直ぐに配達され、あっという間に温かい料理が目の前に並ぶ。
以前は電車やバスに乗るにも時刻表を持っていなければ駅や停留場で電車やバスを待つことは多かったが、今はスマホで直ぐに時刻表や到着時間を確認することができ、電車やバスを待つことはほぼ無くなった。またスマホや携帯電話の普及により公衆電話の前で順番待ちをする行列も見なくなった。(今も公衆電話は設置されているそうだが、ここ数年僕は公衆電話を見たことが無い)
待つことをしない時代になり毎日の生活が慌しくなったように思える。そのためスーパーやコンビニのレジで少しの時間並ぶだけでも人はイライラしてしまい、信号待ちの車で信号が青に変わってモタモタしていると、後ろからクラクションが鳴らされる。
便利になったことで待つことが社会の中から排除され、人は我慢することや寛容な気持ちを失い、同時にときめきまで失ってしまったのかもしれない。
子供の頃はクリスマスや正月などの楽しい行事を指折り数えて待った。好きな子にラブレターを書き返事をドキドキしながら待った。そしてデートの日をときめきながら待った。
行列のできるパスタ店に並んで待っている客は、失ってしまったときめきを取り戻そうとしているのかもしれない…。

現代人とは異なり犬はちゃんと待つことができる。忠犬ハチ公は渋谷駅で主人の帰りを待ち、愛犬Q次郎は「待て!」と言われると、目の前に置かれたおやつを必死に我慢して待っている。人も以前のように待つことをしても良いのかもしれない。

来週、待ちに待ったゴールデンウィークが始まりブログの更新は2週お休み。皆さん、くれぐれもコロナウィルスには気を付けて素敵なゴールデンウィークをお過ごしください!


What's NEW
ARCHIVE