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2023年02月10日

立春を過ぎ、冬と春のせめぎ合いが続いている。もうすぐ皆が心待ちにしている新緑のまぶしい春が訪れ、多くの若者が新たな道へと踏み出していく。

今週、パラリンピックの車いすテニス男子シングルスで3つの金メダルを獲得するなど、数々の偉業を成し遂げた国枝慎吾選手が引退会見を行った。

国枝選手は9歳の時、不幸なことに脊髄腫瘍で下半身麻痺になり車いす生活を送ることになった。もともと彼は少年野球チームに所属するなど活発で明るい少年だったが、車いすの生活になったことで当時の落ち込みようは相当なものだったという。車いすの生活から2年が経った頃、母が趣味でやっていたテニスに国枝選手を半ば強引に連れ出し、彼は初めて車いすテニスを体験する。それ以降、彼は車いすテニスにのめり込み、2009年4月に日本パラアスリートとして初めてプロに転向した。

その後、彼は並々ならぬ努力を重ね、2021年に開催されたパラリンピックで東京大会を筆頭に、シングルスで3つの金メダルを獲得。さらに昨年7月、ウインブルドンでシングルス優勝を果たし、車いすテニス男子シングルスで初となる生涯ゴールデンスラム(四大大会とパラリンピックを制覇)を達成する偉業を成し遂げた。

国枝選手は「オレは最強だ!」と書いたテープをラケットに貼っていることで知られるが、引退会見で彼は自身のメンタルの弱さを語った。メンタルの弱かった国枝選手はメンタルトレーニングを世界ランキング1位になる前から続け、「俺は最強だ」と常に言葉に出しながら練習を行ったことで、練習の質が向上したという。そして記者会見で彼はこうも語った。

「成績やタイトルでやり残したことはない。本当にやりきったなという現役生活を送れたことは最高の幸せだったと思う」

五体満足な体を持っていても多くの人は偉業を成し遂げることは難しい。しかし国枝選手のように障害という大きな困難を乗り越え偉業を成し遂げる人もいる。彼のように偉業を成し遂げることはできなくても、彼の言った「最高に幸せだった」と、最後に言える人生は素晴らしい。

もうすぐ春。「最高に幸せだった」と最期に言えるよう、新たなことに挑戦する季節だ。


2023年02月03日

あっという間に1月は終わり、明日は立春で暦の上ではもう春だが、2月もまだ寒い日は続くようだ。寒い日はとにかく温かい風呂が恋しくなる。

我が家はオール電化なので使用するお湯を電気代の安い深夜に電気給湯機で沸かし、お湯をタンクに溜めて翌日利用する。電気給湯機のタンクは湯量を「控えめ」、「標準」、「おまかせ」と設定することができ、来客などが無い限り、普段は無駄にお湯を沸かさず節約のためタンクの湯量を「控えめ」に設定している。

今週、多少寒さが緩んだので、先月、購入した犬用のバスタブにお湯を張り愛犬Q次郎を風呂に入れた。今までQ次郎は散歩などで汚れると体に直接シャワーを当てシャンプーをしていたが、冬にシャワーは寒いだろうと、ネットで犬用のバスタブを購入した。そのバスタブはミニチュアダックスフンドの体のサイズにピッタリで、蛇腹折りで小さく折畳める優れた商品だ。

早速、Q次郎をバスタブの中に入れ背中にシャワーを掛けながらお湯を溜めていく。バスタブに入れた瞬間、Q次郎は少し戸惑った様子だったが、お湯が溜まり始めると大人しくお湯に浸かっている。さらにお湯が溜まると足の短いQ次郎は体が浮くが、温もりとその浮遊感が心地良いのか、幸せそうな顔をしている。まるで冬の風物詩の露天風呂に入るカピバラのようで見ている方も癒される。Q次郎は10分ほど温かいお湯に浸かりシャンプーをした後、2度バスタブのお湯を張替え入浴させた。

「Q~、気持ち良いやろ~。暖かくなったらバスタブをベランダに持って行って露天風呂にしような!」

翌日、家人は寝込んでいた。話を聞くと、昨晩、風呂に入るとお湯がぬるいので追い焚きをしてもお湯は温まらず、シャワーからもお湯が出ないので仕方なく震えながら風呂から上がったそうだ。きっとQ次郎を長い時間風呂に入れたため電気給湯器のタンクのお湯が無くなってしまっていたのだろう。これからQ次郎をお風呂に入れる前日は電気給湯機のタンクの湯量を「おまかせ」に設定し湯量を増やしておかなければならない。

家人は風邪を引き寝込んでしまったが、Q次郎は元気に散歩に出掛けていた。


2023年01月27日

今週は10年に一度とも言われる大寒波が日本に襲来し、福岡では昼間の気温が氷点下まで下がり寒い日が続いた。福岡ではまとまった雪が降り平地では積雪15㎝になると予想されていたので身構えていたが、積雪はほとんど無く「大山鳴動して鼠一匹」だった。

ところで人類の残された時間を象徴的に示す「終末時計」の針が今年進み、人類滅亡までの残された時間は「残り90秒」と、これまでに最も短くなった。「終末時計」は人類滅亡を「午前0時」になぞらえ、その終末までの残り時間を象徴的に表現したもので、アメリカの科学雑誌「ブレティン・オブ・ジ・アトミック・サイエンティスツ」(原子力科学者会報)が核戦争の脅威について警告しようと、1947年から毎年、雑誌の表紙絵にしている。最近は核戦争のほかにも気候変動など人類にとっての様々な脅威も「終末時計」に反映しているという。

「終末時計」が初めて発表された1947年は、人類滅亡まで「残り7分」だったが、その後、アメリカと旧ソビエトが相次いで核実験を行い核の軍拡競争が続いたことから、1953年には最も短い「残り2分」となった。その後、冷戦が終結し核軍縮の機運が高まると、1991年に「残り17分」となり、「人類最後の日」が巻き戻された。しかし、それ以降は北朝鮮やイランによる核開発に加え、気候変動や新型コロナウイルスの感染拡大などを受けて「終末時計」の針は進み、2020年から去年までは3年連続でこれまでで最も短い「残り1分40秒」となった。そして今年、「終末時計」の針は更に進み「人類最後の日」まで「残り90秒」になった。
その理由にはロシアによるウクライナへの軍事侵攻を真っ先にあげ、ロシアが核兵器の使用を示唆したことで、事故などによって戦争が拡大するリスクが高まり、この戦争が誰にもコントロールできなくなる可能性があると指摘。また、ロシアによる軍事侵攻で、ウクライナの原子力発電所から放射性物質が放出される危険もあるとしている。
さらに中国の核軍拡の動きや北朝鮮による核・ミサイル開発のほか、ウクライナ情勢の影響で気候変動と闘う世界的な努力が弱体化していること、そして新型コロナウイルスのような感染症のリスクもあると指摘し、世界は前例のない危機的な状態にあると強く警告している。

戦争、地球の温暖化、未知のウィルス…人類はいくつも大きな問題を抱えている。問題解決のためには国や人種の垣根を超え、人間の叡知を結集し問題に挑まなければならない。急がなければ人類は近い将来、本当に滅亡してしまうかもしれない。
「残り90秒」…。残された時間は少ない。


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