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2018年08月24日

5月に親父が入院し脳の手術を受け、術後は安定して回復に向かっていたが、肺炎を繰り返しいる。
医師によると肺炎は嚥下障害によるもので、食物や飲料を上手く食道に通すことができず、誤って気管から肺に入れてしまい肺炎を引き起こしていると言う。
そこでリハビリ専門病棟のある病院に移り、言語聴覚士(ST)からリハビリを受けることになった。
言語聴覚士(ST)は、理学療法士・作業療法士などと並ぶリハビリテーションの専門職種のひとつで、言語・コミュニケーション及び摂食嚥下機能を回復させるための療法士だ。

親父はそのリハビリ専門の病院に移り3週間ほど経つがあまり改善は見られず、主治医からは未だ食事の許可は出ていないので鼻から胃に直接管を入れ栄養を採っている。
以前、看護婦だったお袋は親父が入院して1日も欠かさず父の見舞いに出掛けているので、お袋は疲労が溜まり体調も余りすぐれないようで、このままではお袋も倒れてしまいそうだ。

そこで元看護婦さんで介護や医療に詳しくケアマンションを経営する知人に相談すると、その知人はケアマネージャーと一緒に父の入院する病院を訪ねてくれた。
二人は父のリハビリを見学し父の症状を確認すると、田舎のリハビリ病院では医療の技術は進んでおらず、特に父を担当している言語聴覚士(ST)の技術では父の回復は見込めないと言う。
一旦、親父を退院させ介護施設などを上手く利用し、訪問による摂食嚥下機能回復のためのリハビリを受けた方が良いと言う。
更にお袋の体力の衰えを見て母もケアマンションになどに移り負担を減らすべきだとアドバイスされたので、二人に具体的にプランを策定してもらった。そしてその知人が経営するケアマンションで食事を摂れない親父とお袋を受け入れ可能なのか、ケアマンションのスタッフで話し合ってもらった。

数日後、腹をくくってくれた知人から連絡があり、親父とお袋を自らが経営するケアマンションで受け入れ、そのマンションから親父は介護施設を利用し、訪問による摂食嚥下機能回復のリハビリは可能だと連絡があった。
その知人も親父のリハビリをできる限り行ってくれるそうだ。

僕は夏休みを長く取ることができたが、墓参りや親父の見舞い、それに親父とお袋の今後の生活を模索することで、随分と慌しく過ぎて行った。休みより働いている方が楽に思えた。
これから訪れる親の面倒を考えると鬱陶しくも感じるが、少しでも元気で長生きはしてもらいたい。

written by マックス


2018年08月03日

屋外イベントの見物客の数は空撮などにより、1平方メートルあたりに何人いるかを確認し、その人数に見物客のいる面積を掛けて割り出すそうで、かなりアバウトな人数だ。
今年も福岡の夏の風物詩である大濠花火大会が行われ、約43万人の見物客で溢れかえったそうだ。しかしそんな人数が大濠公園に入園できるのだろうか…。
いずれにしても今年も大濠花火大会は大勢の見物客でごった返していた。この猛暑の中での花火大会なので、見物人も汗と人にまみれて大変だっただろう。また冷えたビールを飲み、用を足しにトイレに立つとトイレの前にも長い行列ができており、トイレに行くだけでも一苦労だ。考えただけでも身震いしてしまう。
花火大会当日の夕方、僕はお得意先に打合せのため出掛けたが、大濠公園に繋がっている道では、早い時間から浴衣姿の大勢の人が会場に向かっていた。きっと花火を見物する場所を確保するためなのだろう。しかし若い頃は場所取りも楽しかったように思う。

僕も若い頃は花火大会の前日に場所取りに出掛け、ブルーシートやロープで場所を確保していた。そして大きく名前を書いた用紙をブルーシートの上に貼りロープにも吊るしておくのだが、少し知恵を絞って、用紙には適当な家紋と名前の最後に「〇〇組」と書いておくと、場所を横取りされることはまずなかった。それどころか僕らが確保している場所の周りにはスペースができるので、ゆったりと寝転がって花火大会を見物することができた。あの頃が懐かしい。

今は自宅から花火大会を眺めている。僕の家は大濠公園に近く、花火の火薬の燃えた臭いがする距離にあり、自宅周辺には高層マンションなどの大きな建物が建っていないので、花火大会を自宅から眺めることができる。
まず風呂に入りクーラーの効いた部屋で友人たちとビールを飲みながら、部屋の窓から花火を眺めている。そして花火大会のフィナーレに家のベランダに出て、打ち上げ花火のラッシュを見上げる。年に一度の贅沢な時間だ。何よりも嬉しいことは、たらふくビールを飲んでも直ぐにトイレに行けることだ。

福岡の大濠花火大会も終わり、もうすぐ立秋になる。この暑さもそろそろピークを越え、朝晩はかすかに秋を感じることができるだろう。盆が過ぎると年末まで一気に加速する。
さて後半戦が始まる。心機一転、軽快に毎日を過ごそう。

written by ゴンザレス


2018年07月27日

東京オリンピック開催まで2年を切った。テレビでもオリンピックを取り上げた番組や、オリンピックを連想させるCMが徐々に放映され、多少オリンピックを実感する。しかし今年のように夏の猛暑の中でのオリンピックは出場選手や観戦者にとってかなり過酷なものだろう。室内競技は多くの観戦者の熱気でエアコンは殆ど効かず、炎天下の中で行われる陸上競技などの出場選手、観戦者には熱中症が続出するのではないかと心配だ。特にマラソン選手に至っては死者まで出るのではないかと危惧している。
気候の良い秋にオリンピックを開催すれば良いと思うのだが、アメリカのテレビ局の事情でオリンピックは8月に行われるという。アメリカでは8月に国内で大きなスポーツイベントなどが少なく、番組コンテンツの閑散期にあたるそうで、オリンピック関係者などと協議し夏季オリンピックは毎回8月に開催されるそうだ。
要は全てにおいて利権と金が絡んでおり、運営側とその取り巻きはオリンピックで随分と儲かる。もう少し選手の体調や観戦者のことを考えるべきではないだろうか。またオリンピックに無償で協力してくれる多くのボランティアの方にも配慮し、飲料やお弁当ぐらい提供しても良いのではないだろうか。

先日、お得意先と会食した際に東京オリンピックに出掛けるか、訪ねてみたところ、何としてもオリンピックの開会式に参加したいそうで、今からホテルの予約にまで目を光らしているそうだ。
僕も当初は開会式に出掛けたいと考えていたが、メイン会場の国立競技場に向かう交通で大混雑が予想されるし、エアコンも無く数万人が押し寄せた満員の国立競技場は肉体的にも精神的にもかなりダメージを受けると思う。だから僕は東京オリンピックには出掛けずに高画質のテレビでも新たに買い、自宅で冷えたビールでも飲みながらゆっくり観戦するつもりだ。東京オリンピックに出掛ける予定のお得意先に気の利いたお土産をお願いしよう。

東京オリンピックが終わると日本にはあまり景気の良い話は無く、日本経済は縮小傾向に突き進んでしまう恐れがある。今から祭りの後をしっかり予測し、手を打っていかなければならない。
特に日本人は祭りに酔いしれ浮かれてしまう人種なだけに、祭りが終わりぽっかり空いた穴を直ぐに埋めることができなければ、日本経済は大きなダメージを受けるだろう。

written by モンコ


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