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2018年07月13日

今年もカンボジアでのボランティア活動を終え無事に帰国した。帰りの飛行機の中ではほとんど眠ることができず、福岡空港には朝7時過ぎに到着した。へとへとに疲れ自宅に戻り荷物を片付け、風呂に入り軽く晩酌(朝酌?)して翌朝まで熟睡した。
今年が最後という話だったが、カンボジアからの帰りの機内で来年もカンボジアにボランティア活動に出掛けることになったと聞き、唖然としながらも快諾してしまった。今年が最後だと聞いていたのだが…。

カンボジアに滞在している間、日本では猛烈な雨によって大きな被害が出ており、多くの方が亡くなり、多くの行方不明者が出ていた。福岡でも亡くなった方もいたが、中国地方ほど大きな被害はなかったので安堵した。これから夏休みに入るので多くのボランティアの方が被災地に出向き、被災者を支援するだろう。しかしボランティアとはどのような意味なのだろうか?広辞苑で「ボランティア」という言葉を調べてみると、こう記載されていた。

「(義勇兵の意)志願者。奉仕者。自ら進んで社会事業などに無償で参加する人。またその無償の社会活動」

僕がカンボジアで行っている活動は果たしてボランティア活動と呼べるものだろうか(笑)

ボランティア活動に優先順位があるわけではないが、ボランティア活動は真っ先に命に直面した問題を優先して支援し救済するべきだろう。その次に衣食住がままならない方を支援しなければならないと思う。そしてボランティアの対象者は基本的に身近にいる方で、自分の生活圏から近くにいる困った方たちを支援するべきだと思う。しかし遠方でも大きな災害などが起きた場合は別だが。また内戦が起きているような地域では一般の市民では対応できないので、世界中の国や政府が支援するべきだろう。

カンボジアに僕らが出掛け貧しい村に小学校を建設し、無償で子供たちに教育を支援しているが、現在カンボジアでは内戦もなく治安もそう悪くない。本来であればカンボジアに住む身近なカンボジア人が行うべきことではないだろうか。ひと昔前はカンボジアも貧しい国であったが、今では建設ラッシュで高級車も走っている。

日本にはまだまだ支援を求めている人が多くいる。この人たちをしっかり支援していくのは身近にいる我々だろう。まずは身近にいる困った方にしっかり手を差し伸べ支援しなければならない。

written by 彦之丞


2018年07月06日

本日より恒例のボランティア活動のためカンボジアに出掛ける。(ボランティア活動と言っても結構酒ばかり飲んでいる…)僕はボランティア精神が殆ど無いので自主的に参加しているわけではなく、得意先からの強い要請に応えお付き合いで参加している。昨年が最後のボランティア活動ということだったが、結局、今年もカンボジアに出掛ける羽目に。(今年こそ本当に最後だと言うが…)

若い頃は多少海外に出掛け、パスポートには異なる国の出入国のスタンプが押されていたが、最近ではカンボジアのビザと出入国のスタンプばかりがパスポートに並んでいる。世界には約200もの国があるのにパスポートにカンボジアばかりのスタンプが押されていると、まるでカンボジアの大ファンのように思える。仕事を引退したら少しでもたくさんの出入国のスタンプがパスポートに押されるように海外に出掛ける予定だ。

カンボジアは世界遺産であるアンコールワットを除くと、パっとした観光名所は殆ど無い。アンコールワットの近くには観光客向けの三ツ星のリゾートホテルが建ち並んでおり、どのホテルも並外れた広大な敷地を有し、プールやスパ、それに複数のレストランやバーを備え楽園を思わせる。しかし一旦ホテルを出ると、そこには赤土のスラム街が広がる。

カンボジアに行くとつくづくこの国に生まれなくて良かったと思う。多少、インフラは整備され豊かになってきているが、日本と比較すると豊かさや、便利さ、清潔さは格段に低い。しかも一年中真夏なので毎日の生活に変化はなく、多くの人が日中は仕事をせず木陰でゴロゴロしている。
彼らの主な交通手段はバイク(ほとんどカブやスクーター)で、運転免許は必要ないそうだ。そのため足の届かない小学生まで平気でバイクに乗っている。またバイクの荷台には複数の人が乗っており、2人乗り、3人乗りは当たり前だ。(中には4、5人乗っている)きっと熱い国なので歩くことや自転車に乗ることが嫌なのだろう。
バイクの免許が必要ないため交通ルールなど無く、いたるところで交通事故が起きている。前回カンボジアに出掛けた際も目の前で車とバイクがぶつかり、バイクに乗っていた男性は跳ね飛ばされ血だらけのまま衝突した車のドライバーと喧嘩をしていた。現地のガイドはカンボジアでは自動車やバイクの保険に入っている人はいないと話していた。この国で危険なものは地雷だけではない…。(ちなみに食中毒にも気を付けなければならない)

今年が最後のカンボジア訪問になるそうなので、今まで見たことのないカンボジアを探してみようと思う。

written by サンゴール


2018年06月29日

日本は温泉が多くあるからなのか、それとも日本人のDNAに組み込まれているからなのか、とにかく日本人は大の風呂好きだ。風呂は仕事とプライベートの時間を区切り、仕事の時間からプライベートの時間へとタイムシフトさせてくれる。
以前、五右衛門風呂入ったことはあるが、風呂を洗って水を溜め薪でお湯を沸かす。とにかく風呂を沸かすだけで一苦労だったが、今はタイマーで決めた時間に決めた温度で風呂が沸かすことができるので便利だ。

出張や旅行から帰ってきた人や、病院を退院した人に自宅に帰って、まず何をしたいのか尋ねると、決まってこう話す。

「まず、ゆっくり風呂に入って…」

刑務所から出所した人も決まってそう言うだろう(笑)
僕も一度、入院をしたことがあるが、退院後に真っ先にやったことはやはり風呂に入ることだった。そして入浴後に冷えたビールを飲んだ。至福の時間だ。

先日、入院している親父に同じ質問をしたが、やはり風呂に入りたいと言った。親父は医者から入浴が許されておらず、病院のベッドで一日を過ごしているので、少しでも入浴気分を味わってもらおうと、床屋の顔剃りを見様見真似で親父の顔を剃ってあげた。

まず、お湯で温めたタオルを絞り親父の顔にゆっくり広げて毛穴を広げる。(毛穴を広げることで深剃りができる)そのまま数分待ち、シェービングフォームを顔に広げ、再び温めたタオルを広げる。その後、再度シェービングフォームを顔に広げ、剃刀で丁寧に髭を剃っていく。
たまに剃刀が髭にひっかかり痛いのか、所々で親父は顔をしかめていたが、皮膚を傷つけることもなく上手く髭を剃ってあげることができた。顔剃りの後、再度温めたタオルで父の顔顔を拭いてあげた。
初めて自分以外の顔の髭を剃ったが、意外に上手く剃ることができた。冷えたビールを父に与えられないが、父は気持ち良かったと大変満足していた。

僕は自分の髭剃りよりも楽しく思えた。

written by モンコ


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