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2014年09月05日

先日、叔母が亡くなり葬儀に出かけた。

最近は葬儀の後に初七日、四十九日まで執り行うことが多い。叔母の場合は葬儀の後、初七日まで執り行った。何度も何度もお坊さんの読経を聞き、合掌し低頭、そして礼拝。本来であれば、一日で行うものではないが、親族も地方に散らばって多忙な生活をしているので、現代は一気に執り行うのだろう。丸一日、畏まった状態だったのでヘトヘトになってしまった。
慌しい仏事だったので、さぞ叔母も慌しかっただろう。

現代の時間は昔の時間より随分速度が増している。移動はもちろん生活の速度もどんどん早くなっている。企業も生き残りを賭けて成長の速度を増している。そのためM&Aが盛んに行われ、目標数字は更に高くなっている。
しかし、企業の成長と同じ速度で、社員の能力も上昇すれば良いのだが、それはなかなか難しい。また時間の速度が増すと見えなくなるものや、聞こえなくなるものも増えてくる。消費者の真のニーズも見えづらく、また消費者の生の声も聞こえづらい。当然、自分の本当の心の声すら聞こえなくなってしまう。
僕も振り返るとかなり急いで生きてきたように思う。そして多くのものが見えなくなり、自分の心の声までも聞こえづらくなってしまっていた。

叔母は歌が大好きで、根っから明るい人だった。晩年、叔母は自らカラオケ教室を開き、多くの生徒に歌を教え笑顔に囲まれながら暮らしていたそうだ。叔母は自分の本当の心の声に従い幸せな人生だったと思う。
葬儀には多くのカラオケ教室の生徒が参列し、叔母の死を惜しんでいた。

あまり慌てず、自分の本当の心に従って生きることが幸せなのかもしれない。

written by マックス 

2014年08月29日

『こうして、思考は現実になる』
最近、タイトルと表紙に惹かれて購入した本だ。スピリチュアルな内容だったが、ジョークも含まれており楽しく読むことができた。内容は目に見えないパワーが存在し、意識を集中し強く願うと、その願いは叶うというものだ。またそれを実証するための簡単な実験も紹介されている。

読み終えた後に自分の過去を振り返ってみた。学生の頃から独立心が強く、いずれ社長になりたいと思っていた。具体的にどのような職種でその会社の規模などは考えていなかった。その後、社長を経験することに。また若い頃に欲しかった車をある友人を介して破格で譲ってもらったこともある。よくよく考えてみれば、この本に書かれていることがまるで真実のように感じられた。

人と人とのの出会いは、全て目に見えないパワーによるものだと思う。一緒に働いているスタッフとの出会いもそうだろう。もし僕がこの業界に身を置いていなければ出会うことは無かっただろう。また町を歩いていると声を掛けられ、振り返ると久しぶりの友人だ。もし、その時間に、その場所を歩いていなければ再会はないだろう。

ところで、この本に書かれている初めの実験は48時間以内に目に見えないパワーに問いかけることだ。試しに僕もこの実験をやってみた。
「おい!目に見えないパワーとやら!本当に存在するのであれば、48時間以内に存在するという確たる証拠を僕に見せてくれ!」

その日、僕は外出した。突然、傘が役に立たないほどの大雨が降ってきた。仕方なく近くにあったスタバに入り、雨が上がるのを待つことにした。カウンターに向かいアイスコーヒーを注文し料金を支払った。すると店員が僕のレシートを見てこう言った。
「あら、おめでとうございます!!この無料券はなかなか出ないんですよ。私がレジに入っていても2週間に一人出るか出ないかなんです。全国のスターバックスのお店で、全てのドリンクメニューの中から、どのサイズのものも無料になります。次回ご利用下さい。」
そのレシートには無料のドリンク券が印刷されていた。

ま、ま、まさか、これが目に見えないパワーが存在する証拠なのだろうか…。
意外に小さい証拠なんだなぁ(笑)

written by ベイダー  

2014年08月08日

台風で被災した方には大変申し訳ないのだが、台風が近づくと僕はなぜかワクワクしてしまう。日常生活と異なり、多少の緊張感やスリルを感じるからだろう。近年、福岡に直撃した台風は少ないが、少し進路を変えつつも福岡に台風11号が迫っている。台風11号の名称は「HALONG」(ハーロン)だ。一体、誰が名前を付けているのやら(笑)

若い時分に大型台風が福岡に直撃することがあった。福岡に台風が到達するまでには随分と時間があったが交通機関は完全にストップした。そこで台風が通過するまで、職場の仲間と居酒屋で一杯やることになり適当な店を見つけ中に入った。僕ら以外にお客は誰もいなかった。
時間が経つと風雨が増し、時折シャッターなどに物がぶつかる音で僕らは大いに盛り上がった。しばらくすると、店の主人は身勝手にも店を閉めると言い出した。そして僕らは外に放りだされた。仕方なく台風の近づく暴風雨の中を、ずぶ濡れになりながら事務所に戻った。そして台風が通過するまで事務所で眠り、台風が去って其々会社の営業車で帰ることになった。

目を覚ましテレビを付けニュースを見ると、既に台風は福岡を通過していた。帰宅するため事務所を出て営業車の止めてある駐車場へ向かう。台風の吹き返しでとにかく風雨はまだ強く、突然の強風に体が煽られる。急いで営業車の古い軽自動車に乗り込んだ。そしてゴミ箱や看板、傘など、多くのものが宙を舞っている中を自宅に向けてひた走った。僕の運転する車の前後も、すれ違う車もなかった。自宅への道のりの半分ほど過ぎた辺りから光景が変わった。

住宅の電気や街灯、それに交差点の信号まで全て消えていた。僕が運転している車のヘッドライト以外に灯りはない。この世に僕一人になったのではないかと思ってしまう。真っ暗闇の中、信号が消えている交差点を注意しながら通過する。そのまま走っていると、突風で車のタイヤが浮き、片輪走行になった。車が横転するのではないかと必死にこらえる。小さな軽自動車は何度も風に煽られ、やっとのこと自宅に帰り着くことができた。通常、自宅には30分ほどで着くのだが、その日は1時間以上かかってしまった。

あの台風で怪我ひとつせず、とにかくスリル溢れる経験をした。だから今でも台風が来ると聞くとワクワクしてしまう。レジャーや旅行の計画がある皆さんには申し訳ないが、勢力を保ったまま直撃しろと願っている(笑)
それでは皆さん、くれぐれも気をつけて!

written by ベイダー  

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