アメリカのある幼稚園に「リスクテイカーになれ!」そう書かれた用紙が教室に貼られているそうだ。「自らリスクを取る人間になりなさい」ということだ。
アメリカでは幼い時期からリスクを取ることを推奨し、リスクの取り方を教えている。そして成功と失敗を繰り返し、その原因を分析し、次のステージで更に挑戦を繰り返す。逆に日本ではリスクを回避することを教えられ、その結果「安心」、「安定」ということを身に着けていく。そのためか日本ではリスクの高いものは敬遠される。会社を辞め独立することや、転職すること、また投資をすることなど…。
そもそもローリスク、ハイリターンというものはこの世に存在しない。基本的にローリスクであればローリターンで、ハイリスクであれば当然ハイリターンになる。
自分で何か始めようと周りに相談すると多くの人が、否定的な言葉をかけてくる。
「大丈夫?」、「難しいんじゃない?」、「止めておいたほうがいいよ」…。
そして相談した人は周りの意見に流されてしまう。
これからの時代は、益々リスクは高くなっていくだろう。
大手企業に就職したからといって安定など全くありえない。大手企業では年功序列制度を見直し、廃止する動きが加速している。まして黒字であってもリストラされる時代だ。
僕は若いうちにひとつのことに全力で立ち向かい、タイミングを見計らって独立するべきだと思う。確かにリスクは高いが、その分リターンも高くなる。また若いうちから投資に関しても知識をつけていかなければならない。アメリカは子供の頃から投資に関することも教えられている。そう考えると日本はアメリカに20年ほど遅れているのかもしれない。
のんびり胡坐をかいている暇はない。
written byマックス
1年ほど前から株をはじめようと思い、独学で株の勉強をしてきた。そしてネット証券で口座も開設し、いつでも株を売買できる環境にしている。しかし1年間は株価の推移を見ようと未だ売買は控えている。今年の初めからマークしている数社の株価はかなり上昇しているので、多少なりとも後悔の念がある。あの時買っていれば…今頃は…(笑)
今の株価はリーマンショック前の水準に戻り更に上昇している。そろそろ気になっている銘柄を購入しようかと考えた。
「しかしちょっと待てよ」
今、株価が上昇しているということは、逆に今、株を売って儲けた人がいるのではないのだろうか。ひょっとして株価は天井近くまで上昇しているのではないか。そう思い逸る心を抑えた。
株に関していくつか有名な格言がある。
「人の行く裏に道あり花の山いずれを行くも散らぬ間に行け」
多くの投資家は群集心理で動きがちなので、盛り上がっている時は高値で買ってしまう。だから人の行かぬ裏道こそ儲けがある。そして旬が終わったらさっさと見切って撤退することを説いているものだ。
人の心理は面白い。多くの人は儲け話には乗り遅れまいと冷静さを失い、慌てて飛び乗ってしまう。逆に損をしそうになるとその現実を受け入れようとはしない。結局、好調だった株価は購入した金額よりも下がってしまい、その株は塩漬けになってしまうのだろう。
「歴史は繰り返す」今までも経済によって何度も株価は上昇と下降を繰り返してきた。
「よし!今は我慢しよう!」
written by マックス
広告業界で生きている人は勘違いしている人が多いようだ。
タレントやモデルさんなどを使って撮影を行い、その出来上がった素材をメディアで広範囲に露出する。取り扱う金額はかなり大きいので、まるで世の中を自分が動かしているように錯覚してしまう。昔は少なからず僕もそうだった。
ある保険の広告で「がんは日本人の2人に1人がかかる身近な病気です」と謳っている。しかし統計をちゃんと見ればわかるのだが、このことは80歳まで生きると仮定した際の話だ。しかし、まるで年齢に関係なく50%の人間が癌になるように煽っており、消費者に恐怖感を与えている。
そもそも売上が上がるのであれば、どんな仕事でも引き受ければ良いというものではないと僕は考えている。
「広告、クリエイティブ業務を通じお取引先様を正しく幸せに、そして社会に正しい幸せを広げる」これは当社の企業理念だ。世の中に必要で社会に幸せを広げる企業や商品のお手伝いをするべきで、正しい仕事でお得意先を正しく幸せにし、そして社会に多くの幸せを広げなければならないと考えている。だから売上に繋がるのであれば、どんな仕事でも引き受ける訳ではない。
先日、ある方からギャンブル関係の仕事の話を頂戴したが、当社の企業理念を説明し丁重にお断りした。ギャンブルで幸せになる人は極僅かはいるだろう(笑)。しかしギャンブルで社会に幸せが広がるとは思わない。社会に必要なものなのか?社会に大切なものなのか?を考えて仕事をしないと社会に悪影響を与えてしまう。
今日もテレビでスマホゲームのCMが大量に流れていた。膨大な広告宣伝費だろう。取り扱い広告会社とテレビ局はさぞ喜んでいることだろう。
しかしスマホゲームが社会に本当に必要で大切なものだろうか?社会に悪影響は無いのだろうか?
written by マックス








