先週、朝起きると右足の踝に痛みがあった。右足を妙な格好で寝ていたので足を寝違えたのではないかと思った。その日の午後にはその踝の痛みは強くなり、さらに腫れだし普段通り歩くことも困難になった。
「まさか痛風…」
翌日まで様子を見ていたが痛みはさらに強くなり腫れも大きくなったので、整形外科に出掛けた。レントゲン、血液検査を行い先生からは痛風の恐れがあると言われ、週明けには血液検査が出るので再度通院するよう言われ、薬をもらって病院を出た。僕は酒とたばこ以外はかなり健康に気を遣っており、痛風になるような食生活はしていないのでショックだった。(酒とたばこで十分健康を害しているが…笑)病院でもらった薬を服用し湿布をすると週末には痛みと腫れは無くなった。
今週、検査結果を聞くために再度病院に出掛けた。先生は検査結果表を見てこう言った。
「尿酸値は標準内なので痛風ではないと思いますが、標準内の数値でも直近の食事の影響などで痛風のような発作が出ることもあります。しかし今のところは心配することはないので、あまり気にせず今まで通りの生活を送って下さい」
「そうですか。良かったです。しかしあの痛みと腫れは何だったんでしょう?」
「あなたが言うように、長時間、変な体勢で寝たことで足に負担がかかり、捻挫と同じ症状が踝に出たのかもしれませんね」
病院からの帰り道、痛み始めた朝を思い出していた。
「何であげん右足ば変な格好で寝とったっちゃろ…あっ、あいつが俺に引っ付いて寝とった!」
足の痛みを感じた朝、僕はベッドから落ちないように右足を妙な格好で踏ん張っていたようで、右足の痛みで目が覚めた。すると僕の左に愛犬であるアホ犬が鼾をかきながら引っ付いて爆睡していた。
このアホ犬は僕の休みの日をちゃんと理解しており、休みの日に僕が外出しようとすると「何で私を置いて出掛けるの!」、そんな目をして僕に纏わりついてくる。逆に仕事の日には出掛ける僕を完全に無視しているが、仕事から帰宅すると大喜びで纏わりついてくる。
とにかく食べることと寝ること、それに僕といることが大好きなアホ犬だ。あんなに僕にべったり引っ付いて寝るということは、ここのところ相手されずに寂しかったのかもしれない。今週末はアホ犬と一緒にいてあげよう!
written by モンコ
今年の冬は極めて寒かったが、今週はその寒さが一変し春になったように感じられる。そろそろ重いコートを脱ぎ、ラフな格好で外出ができるので有難い。(僕はいつもラフな格好だが…)
春になると例年一斉に商品やサービスの価格が引き上げられるが、今年も3月に入り物価が上昇している。今年の冬は野菜などの生鮮食品が高騰していたが、これからは飲料、加工食品、トイレットペーパーなどの日用品が値上がりする。値上げの理由は原料高に加え、人手不足で物流コストが大幅に上昇しているからだ。(中には便乗値上げもあるだろう)
物価は上昇しているが一般家庭の賃金は思ったより上昇していないので、当然、家計は苦しくなる。僕は随分前に勤めていた会社が倒産するという経験をしたので、「家計が苦しい」という話題や表現には非常に敏感に反応してしまう。
勤めていた会社が倒産した頃、僕は本当に貧しかった。酒もタバコも全く止める気はなかったので、そのしわ寄せは食費に向かった。ランチはおにぎり一個で、晩酌のつまみはキャベツの角切りと何とも悲しい毎日だった。そんな生活から抜け出すには半年くらいの時間がかかったが、その後は人並みの生活を送れている。
人は一度、貧しい生活を経験すると、貧しい生活には二度と戻りたくないと心から思うようになるが、人生の中で一度くらい貧しい生活を経験することは大切なことだと思う。貧しい生活からどうやったら抜け出せるのか、もがき苦しみ考えることができ、生きていくうえで大切な知識をたくさん身に付けようと努力するからだ。(中にはどん底にいても何もせず他人任せのバカな人間も周りにはいたが…)
もし務めていた会社が倒産していなければ、僕は今でも思うように賃上げされないサラリーマンで、物価上昇の中、家計は苦しい状態だったのかもしれない。
2月26日は勤めていた会社が倒産した日で、今年も当時と同じように青空が広がっていた。しかし同じ青空でも当時の空とは随分違って見えた。当時は青空がモノクロに見えたが、今は訪れる春を感じることができる。
来週、以前勤めていた会社でお世話になった上司が来福し会食するのだが、酒の肴がキャベツだけだったらどう思うだろう。角切りのキャベツに酢と塩を付け、酒の肴にするのだが、これが意外とおいしいく酒が進む。
written by 彦之丞
冬季オリンピックで日本人選手が活躍しており、テレビの前で僕も応援している。2年後には夏季オリンピックが東京で開催されるので今から楽しみだ。僕も親を連れて出かけようと考えたが、真夏で暑いだろうから会場には出掛けず自宅で冷えたビールを飲みながら観戦しようと考えている。しかし東京オリンピックが終わると日本の姿は大きく変わるだろうと、心配している。
今は東京オリンピック関連のインフラ整備などの特需で景気は回復し、消費も少しずつ伸びている。東京オリンピックの前年の秋に消費税が増税され、高額の商品を中心に増税前の駆け込み需要で消費は伸びるだろう。しかし増税後はその反動で消費は低迷するだろうが、翌年の東京オリンピックまではインバウンド需要もあり盛り返すだろう。
しかし2020年東京オリンピックが終わると、日本は少しずつ景気が悪化し消費は冷え込むと思える。また2025年には団塊世代が75歳以上の後期高齢者となり社会保障費は膨張していく。所謂、「2025年問題」が日本経済を直撃することになる。
日本経済は今から東京オリンピックまでの2年と、その後2025年までの5年しかもたないのではないだろうか。日本に残された時間は7年しかない。
僕は悲観論者ではないが、2025年以降は大変な時代が訪れると考えている。若い世代はそれまでに厳しい時代でもしっかり生きていけるよう自分のスキルを高めなければならない。また中高年はそれまでに収入を増やし投資も率先して行い自らの貯えを最大化にしなければならない。
多くの人はネットで手軽に情報を閲覧しているので大切な情報には触れていない。そのため将来の日本にリスクをあまり感じていないようだ。健全なリスクを持ち、そのリスクにしっかり備えなければならない。
「備えあれば憂いなし」
オリンピックは勇気と希望をたくさん与えてくれる。今週でピョンチャンオリンピックは幕を閉じる。日本のオリンピック選手にもらった勇気と希望を抱き、限られた時間を有効に使い自己能力を最大化させなければならない。
残された時間は余りない。
written by チュグアナ