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2018年02月16日

子供の頃、バレンタインデー当日はドキドキしていたが、この歳になると全く関心が無くなってしまった。今年も飲み屋などからチョコが数個郵送で送られてきたが、あまり甘いものを好んで食べるわけでもないので、できれば気を利かしてビールやウィスキーでも送ってくれると有難いのだが…。
また別の飲み屋のママからはチョコレートを用意しているので来店を促す連絡があったが、僕はバレンタインデーにチョコ目当てに飲みに行くほど物好きではないので、相手にしなかった。ちゃんと用意しているのであれば郵送で送ってくれれば良いものを…。(ベタな営業やな~笑)

春が近づき甘いチョコでも頬張りのんびりとしたいところだが、最近、株の値動きがジェットコースターのように荒い。2月に入りアメリカのダウ工業平均の株価が史上最大の下げ幅を記録し大暴落。世界中の市場でも負の連鎖が起こり世界同時株安に繋がった。当然、日本の株式市場も大きく値を下げ、僕も巻き込まれてしまった。僕が保有していた銘柄は結構な含み益があったのだが、その含み益は一瞬で吹っ飛び、さらに大きく損失を出してしまった。

世界的に経済は良好で特にアメリカは好景気で経済指標は良いのだが、これからさらに景気が拡大し企業も個人も資金需要が高まれば、当然、貸し手の銀行などが優位になり金利が上昇することになる。そして遂に2月に入りアメリカの長期金利が上昇してしまった。金利が上昇すると株価の理論値は下がるため一気に株が売られることになった。また現在はコンピューターによる売買が盛んで、株価が一度下げ始めると一斉にコンピューターは保有株を売りに回ることに。

オリンピックの時期は地政学的に安定し北朝鮮とアメリカの挑発は無くなり、日本企業の業績は好調で3月末の決算時期に向けて株高になることを見込んだ僕は株の買い増しを続けていた。そこにこの大暴落…。年初の目標に株式投資で稼ぐことを掲げていたが早速躓いてしまった。どれだけの投資家がこの大暴落を予測できたのだろうか。

僕は一旦、世界経済と株価を傍観することにした。甘いチョコを食べながら少し頭を冷やし次のチャンスを狙うことに。チョコは苦く感じた(笑)

written by モンコ


2018年02月09日

先週の朝、介護施設から叔母が急逝したと連絡があった。

叔母は子供のころ戦争がはじまり家族で朝鮮に渡り、終戦後、日本に引き揚げミッション系の女学校に通った。その後、東京の大手企業に就職し、定年までちゃんと勤め上げた。叔母は生きているうちに何度か恋をしただろうが、結婚はせず一生独身だった。定年後は友人と何度も旅行に出掛け、海外にもよく出掛けていた。

一昨年、叔母は体調を壊し認知症を患ったので、叔母の妹である僕の母に引き取られ、福岡で一緒に暮らしていた。僕の父母も高齢で認知症を患った叔母の面倒を見ることに苦労していた。そこで昨年の秋に渋々叔母を介護施設に預けることになった。僕の父母は叔母のことを気遣っていつも介護施設を訪問していた。
昨年末、急に叔母は体調を壊し緊急入院をしたが、何とか持ち直し今年の正月は家族全員で叔母を囲んで楽しく過ごすことができた。また叔母は正月が誕生日だったので、家族みんなにお祝いされ喜んでいた。僕は叔母に3匹の子犬のぬいぐるみをプレゼントし、叔母はそのぬいぐるみを抱いて大そう喜んだ。その3匹の子犬のぬいぐるみに僕は叔母と一緒に名前を付けた。

「この子はジョン、それにこの子はムサシ、そしてこの子は田中」
「…」

家族皆で大笑いした。
正月が終わり介護施設に叔母が戻るとき、その3匹の子犬のぬいぐるみを僕は持たせた。介護施設で叔母はその3匹の子犬のぬいぐるみをいつも抱いていたそうで、眠るときも一緒だったそうだ。

叔母の葬儀は僕の母がクリスチャンということもあり、叔母も若い頃にミッション系の女学校で洗礼を受けていたので、母が毎週礼拝に出掛けている教会の牧師さんにお願いし、自宅で密やかにキリスト教の葬儀を執り行った。棺桶の中で眠る叔母の顔は穏やかで、まるで全てに解き放たれたようだった。僕は叔母の顔の傍に3匹の子犬のぬいぐるみを寄り添わせた。

叔母は明るくはっきりしとした性格で努力家だった。叔母は英語が堪能で趣味は三味線と琴だった。東京ではよく演奏会に出掛け演奏していたそうだ。また叔母はお洒落でたまに皮の黒のスリムのパンツを着るなど、時にファンキーな格好で僕らを驚かせた。叔母は昔の言葉で「ハイカラ」がよく似合う人だった。
僕は叔母に子供の頃から随分と可愛がってもらった。僕が子供の頃は休みに東京に出掛け東京タワー、上野動物園のパンダ、後楽園遊園地などたくさん見物に連れて行ってくれ、ハトバスにも乗せてくれた。
叔母は終戦後の焼け野原となった日本で単身上京し、ひとり強く生きた。きっと寂しいことや悲しいこと、それに苦しいことがたくさんあったろうが、愚痴や小言を一切口にしなかった。

今週、東京に出張で出掛けた。福岡はどんよりとした天気で雪が降り寒かったが、東京に着くと真っ青な青空が広がっていた。叔母は東京で青空を見上げ何を思っただろう。東京の青空を眺めていると叔母を恋しく思った。

「叔母ちゃん。ありがとう。安らかにおやすみ」

written by ダニエル


2018年02月05日

今年に入り寒い日が続き福岡でも連日のように雪が舞っているが、今のところ目立った積雪はない。例年、雪が積もる地域は日々雪掻きの作業で、さぞ手間がかかることだろう。福岡は滅多に雪が積もらないので雪掻きの手間がかからないので有難い。寒さの影響か日本中でインフルエンザが大流行している。私の周りでも最近はインフルエンザにかかったと頻繁に耳にする。僕はここ数年、風邪やインフルエンザに掛かっていない。僕がインフルエンザにかからないのは、きっと若い頃に比べ規則正しい生活を送っているからだと思う。

毎朝、夜明け前に布団から出ると、必ず全ての部屋の窓を開け部屋の空気を入れ替え、お湯を沸かす。洗顔とうがいを終えると水を2杯飲み、簡単に体を伸ばしタバコを一服。すると催してくるのでトイレに入る。
その後ホットコーヒーを飲みながらニュースをチェックし読書を始める。決まった時間になると、朝食を取るが必ずご飯とみそ汁、おかずは納豆とめざしなどで、食後にヨーグルトを頂き、その後は温かい緑茶を3杯飲む。歯を磨き準備を終えると会社に出掛ける。

会食や飲み会が無く真っすぐ自宅に戻ると、手洗いうがい、それに鼻うがいを行い、直ぐに風呂に入る。風呂から上がるとゆっくりと晩酌をする。晩酌は決まって野菜中心のおかずなどの小鉢が3品ほど。時間をかけて晩酌をしていると、ウトウトしてくるので歯を磨き、寝る前に水を2杯飲み布団の中へ。規則正しい生活と、バランスの取れた食事、それに睡眠が大切だと思う。若い頃はこのような規則正しい生活は全くしていなかった。

「毎日、晩酌すると内蔵をアルコール消毒するようなものなので、インフルエンザにかからないんですよ」
通いなれた内科医の先生が言っていた。
「タバコを吸うとインフルエンザにかからないんですよ。僕はタバコを止めた途端、インフルエンザにかかるようになったんですよ」
行きつけの歯医者の先生が言っていた。
確かに僕は酒もタバコもやるが、このことがインフルエンザの予防になっているとは思えない。医者も適当だな~。

若い頃は毎晩飲み歩き、不摂生に不規則な生活でインフルエンザや風邪によくかかっていた。規則正しい生活になった僕は全くインフルエンザや風邪にかからなくなった。僕の周りでインフルエンザや風邪にかかっている人はみんな不規則な生活を送っている。

written by ゴンザレス


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