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福岡も爆弾を抱えている
2024年04月12日

先週末、桜並木が続く室見川沿いの道路を車で走った。満開の桜はまるでトンネルのように道路を優しく包んでいるのでサンルーフを開けた。もうすぐ散り時なのだろうか、桜の花びらがサンルーフから車内に舞い込んでくる。散っていく桜の花びらを見ると喜びと同時に寂しさを感じる。

ところで今年に入り各地で地震が発生し、東日本大震災以降、日本の東側にある太平洋プレートの動きが活発になっているという。元日に能登地方を震度7の地震が襲い、台湾でも震度6の地震が発生し沖縄に津波警報が発令された。そして今週、太平洋に面する宮崎で震度5弱の地震が発生、千葉でも群発地震が続いている。

東日本大震災前も震源地近くで、プレート境界の断層がゆっくりとズレ動くスロースリップが発生し地震が多発したという。小さなズレが何度も起きると大きな地震を引き起こすそうで、千葉で起きている群発地震は心配だ。千葉では2月下旬から震度1以上の地震が25回以上発生しており、海底が2㎝ほど南東へ動いたと推測され、その震源が南東に移動すれば首都直下型地震の引き金になる可能性があるという。

また今後30年間の発生確率を70~80%と予想される南海トラフ地震が懸念される。東日本大震災以降、南海トラフにあるフィリピン海プレートとユーラシアプレートの境界でも大きくひずみが溜まり巨大地震の危機が迫っている。政府が算出した南海トラフ地震の被害想定では、最大震度7~9以上の大きな揺れと高さ20mを超える巨大津波が発生するといわれ、東海地方から九州にかけての広大な範囲が複合的な災害に見舞われる。そして最悪のケースでは静岡県だけで11万人近くの人が死亡すると予想されている。

福岡でも約20年前に震度6弱の福岡西方沖地震が発生した。僕は地震発生時に都市高速に掛かる荒津大橋を走っており、まるで映画の中にいるように大きく揺れる橋の上で、車にしがみついた。福岡の中心部ではビルの窓ガラスが割れ歩道に落下し、古い民家は崩壊していた。

福岡の中心部には警固断層と呼ばれる活断層が延びており、自宅から直線距離で約3キロの場所にある。この断層は今後30年以内に地震が発生する確率を4つに分類されるランクで、最も高い確率で発生するSランクに指定されている。地震が発生するとマグニチュード7を超える可能性があり、爆弾の上で暮らす市民は心穏やかではない。いつ爆弾が爆発してもいいように常に準備をしておかなければならない。


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