What's NEW
ARCHIVE
2019年03月22日

東日本大震災から8年が過ぎ、あのショッキングな出来事も記憶から少しずつ風化している。地震だけではなく、リーマンショックのような大きな経済ショックも時間の経過とともに風化してしまう。ショッキングな出来事には必ず予兆があるのだが、過去に経験したショッキングな記憶が風化してしまうと、その予兆を見逃してしまう。今年に入り大きな経済ショックの予兆を感じる。

アメリカではリーマンショックで落ち込んだ経済を立て直すため、景気対策の一環として利下げが行われたことで、個人の金利負担が減り住宅や自動車などの購入が促され、また同時にカードローンの利用も大きく伸びた。しかし数年前から景気回復に伴ってアメリカは利上げに動き、金利は上昇し家計債務が膨らんでいるという。
日本でもマイナス金利などの金融緩和で銀行の収益は著しく低下し、収益源のひとつとして銀行はカードローンを収益の柱に置いた。銀行カードローンは無担保で利用目的を問わずにお金を借りことができるため利用者は増加した。しかし昨年頃から利用者は返済能力を上回ってカードローンが利用しているようで、減少傾向にあった個人の自己破産件数が昨年は約7万3千件に上り、一昨年と比べると6.2%も増えたそうだ。
アメリカや日本だけではなく金融緩和を行ったEU諸国でも個人の債務が膨らんでおり、膨張した債務はいずれ破裂しそうだ。

不動産業界でも変化がみられる。現在、福岡でマンションは以前ほど売れていないようで、800万円キャッシュバックやモデルルームとして使用した部屋の家具や家電を全てプレゼントするなど、目を見張るような広告が目立つようになった。どうも福岡の不動産の価格は天井を付け、在庫過多になっているように感じる。そろそろ不動産価格は大きく下落するかもしれない。大都市の東京などでは不動産価格はすでに下降していると容易に想像できる。こうして世界を見渡すと大きな経済ショックが起こる兆しが見受けられる。

ところでVIX指数というものがある。米国の株式指標S&P500のオプション取引を基に算出した指数で、別名「恐怖指数」と言われる。今年初めに世界中の株価が大きく下落した時期にVIX指数は跳ね上がり、その後、少し落ち着きを取り戻している。まるで嵐の前の静けさのようだ。(ちなみにネットでVIX指数は確認できるので、興味のある方は一度調べてみてはいかが?)

春になり冬眠していた動物がそろそろ目を覚ます頃だ。僕はこれから冬眠に入ろうと考えている。ここ数年は大きな買物や大きな投資は控え様子を見ることにした。

written by マックス


2019年03月15日

季節の変わり目は天気が不安定で嵐のような日が多くなる。去っていく冬と訪れる春が鬩ぎ合い、先週から風が強く雨の日が続いている。しかしもう少しすると桜の便りが日本を横断し本格的な春が訪れる。
3月入り就職活動が解禁され多くの学生が就職活動に出掛けている。今週、お得意の会社説明会に参加し今の就職活動を肌で感じた。毎年思うことだが、今の学生はどうして全員黒のスーツで就職活動に出掛けるのだろう。就職活動に参加している学生は全員同じ顔で烏合の衆に見えて仕方ない。もっと自分らしい個性的な服装で会社説明会に出掛けても良いのではないだろうか。裁判官も黒の衣装を身に纏っているが、あれは何色にも染まらずに公平にジャッジするというメッセージが込められている。今の学生も就職活動中は訪問先の企業の色に染まらないように努めているのだろうか。

昔と違いこれから就職する学生は何も考えずに就職先を探すより、未来をしっかり見据え就職を考えないといけない。日本は少子高齢社会で、今のところ右肩下がりに人口が減り続けており、今後、国内の消費も減っていくだろう。
産業界では日本のお家芸だった技術力は低下し、世界の企業ランキングでも順位を下げている。日本の基幹産業である自動車は非常に裾野が広い産業だが、これから自動車メーカーはIT企業の下請で自動車を造る時代が訪れそうで、日本を代表するトヨタ自動車も危機感を露わにしている。
また日本の政治家は算数ができないようで、毎年歳入より歳出が大きく、マイナスを国債で穴埋めしてしまう。ちなみに2018年の日本の一般会計の歳出は約98兆円で新規国債を除く歳入は約65兆円で約33兆円もマイナスだ。これが企業であればとっくに倒産しているだろう。このままでは日本の経済はさらに冷え込み、今の学生が高齢になる頃はゆとりのある老後は送れない。だから日本でポテンシャルの高い業界に就職するか、視野を広げて海外に飛び出すべきだろう。
因みにこれからの日本でポテンシャルの高い業界は観光、農業だと僕は思っている。世界的に人口は増加傾向で食糧は不足してきており、農業は大きなポテンシャルがあると思う。また日本は独自の文化を保有しているので、オリンピック後も海外からの観光客は増加すると予想できるのでツーリズムに関わる仕事も面白いだろう。

学生諸君!これからの日本ではボーっと生きてはいけない。ボーっと生きていると5歳のチコちゃんに叱られるぞ。

「ボーっと生きてんじゃねーよ!」

written by ベーダー


2019年03月08日

僕は喫煙と飲酒以外は体に気を遣っている。飲み事がない日は基本的に早寝早起きで睡眠はしっかり取り、朝は部屋の窓をしっかり開け空気の入れ替えを行う。冬場は部屋の温度を上げ過ぎず、加湿器を入れ湿度もしっかり調整している。また外出先から戻ると手洗いうがいは欠かさず、スマホは頻繁に除菌シートで拭いている。
当然、食事の面でも気を遣っており、緑黄色野菜をしっかりとり、黒米やもち麦などを混ぜたご飯を食べ、毎朝納豆と具沢山の味噌汁を頂く。またヨーグルトとビタミンCを欠かさずとり、疲れた時やお酒の量が多いときは田七人参や牛黄などのサプリで体を整えている。さらに最近では蜂の子のサプリまで服用している。
「えっ、なぜそこまで健康に気を遣うのかって?それは毎日おいしく晩酌したいからです!」

こんなに健康に気を遣い何年も風邪などひいたことが無かったのだが、先月、数年ぶりに風邪を引いてしまった。病院には行かず薬も飲まずに高タンパク質の食事をしっかりとり、体のツボを押し、鼻うがいを徹底して行ったことで風邪は治りかけていた。しかし風邪の治りかけに東京から取引先の方が来福し、彼は予想外にも連泊したので連日お酒に付き合うことになり風邪をぶり返してしまった。不覚じゃ。
久しぶりに風邪を引き体調を壊したが、若い頃に比べると回復するまで随分時間がかかる。

先日、86歳になる三浦雄一郎さんが南米大陸最高峰のアコンカグアの登頂に出発したが、悪天のためベースキャンプで足止めされ登山が長期化することになった。そのため三浦さんの体への負担が大きくなるので、付き添いの医者からドクターストップがかかり三浦さんは断腸の思いで下山することになった。
彼は史上最高齢の80歳でエベレスト登頂を果たしているが、更に90歳でもエベレスト登頂を目指していると言う。彼は高齢になっても登頂や冒険に自ら挑み続けていることで、多くの人に勇気を与えたいのだろう。彼の驚異的な肉体と精神力には頭が下がる。

僕が掲げる「毎日おいしく晩酌する」という目標は三浦さんの目標に比べると雲泥の差だが、僕は生きている限りおいしく晩酌がしたい。三浦さんがサントリーのセサミンのCMに出ていたことに影響され、毎朝、僕はゴマを味噌汁にたっぷり掛けて頂くようになった。三浦さんにはまだまだ負けられん。
「今夜もおいしく晩酌するぞ!」

written by キム・ジー


What's NEW
ARCHIVE