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2013年07月19日

あるお得意先がカンボジアの貧しい村に小学校を建設し、その村の子供たちを支援している。お得意に誘われ遥々カンボジアへ。支援している小学校のある村(シェムリアップ)に入る前に、視察のためにプノンペンに立ち寄った。

カンボジアは一年中常夏の国。しかしこの時期は雨季と聞いていたので雨具まで用意していたが、夕方に集中的にスコールがあるだけで、それ以外は雲を探すのが難しいほどの青空が広がっている。カンボジアは日本の夏とは全く異なり、とにかく日差しが強く皮膚がジリジリと焼ける感じがする。日陰に入ると逆に涼しく直ぐに汗が引く。

プノンペンはカンボジアの首都だが驚くほど汚い町だった。町には屋台のような露店が溢れ、その露店が排水した水で水溜りがいたるところにあり、驚くほどゴミが散らかっている。道路はバイクと車が犇めき合って縦横無尽に走っており、よく事故らないものだと感心してしまう。そして多くの人が日陰で寝ていたり、気だるそうに会話していたり…全く働いている様子が無い。カンボジアは急激に発展していると聞いていたが、いたるところに建設途中のビルやマンションがあり、建設予算が足りなかったとか、施主が変わったとかで、建設途中で凍結しているものが目立つ。
「何なんだこの国は…きっと暑さでおかしくなっているんだろうなー」(人はみんな大らかで優しいらしい…)

日本には四季がある。四季があることで衣食住が変化する。季節が変化してもより快適に過ごすために住居や衣服を変え、そして季節と共に変化する味覚を楽しむ。季節があることで自然に感性が鍛えられたのだろう。また日本は地震、台風、洪水など自然災害も頻繁に起こっている。その辛い経験から生きる術を学び知恵をつけてきた。自然が厳しいことで同じ轍を踏まないように工夫してきたのである。

ポルポト政権時に教育者などの知識人も多く殺されており、教育を受ける土壌が無かったことは理解できる。しかし、もう少し工夫して真剣に生きることができないのだろうか?
カンボジアに詳しい人に尋ねてみると、カンボジアの人は極楽浄土信じているらしい。
「あの世は極楽で幸せだから今は仕方ないと…」

言葉を返せなかった…。

written by マックス


2013年07月12日

周りを見渡すとびっくりするくらい席が空いている。2人掛けのシートに多くのお客さんは一人で座っており、しかも2人掛けのシートのどちらも空いている席も目立つ。
飛行機や電車などに乗ると不思議なくらいいつも僕の隣にはどなたか座る。いつも圧迫感を感じ窮屈に目的地に行く羽目になる。何でだろう…。

福岡在住の僕が何故か関東のお客さんを紹介され、「いざ鎌倉へ!」(正確に言うと湘南です)今回の飛行機は行き帰り共に僕の隣は空いており、久しぶりに隣を気にせず自由に座ることができた。

湘南と聞けば海、サザン、サーファーなどと連想し開放的なイメージを僕は持っている。羽田空港からモノレールや電車を乗り継ぎ湘南へ向かった。東京から一時間ほどで湘南に着いた。時折雨が降っていたが、湘南へ着く頃には雨も上がり陽が差してきた。

打合せを終え湘南を案内していただいた。ここ湘南に住んでいる方は少し人種が違うという。隠居されてゆったり過ごしている方や、出世欲があまり無く余暇時間を大切にしているサラリーマン、サーフィンを趣味に持っている方など、要するに自由な生き方をして人生を楽しんでいる方が多いそうだ。そして湘南では全てのスーパーやコンビニに水着で入ることができるそうだ。(パジャマならどうなんだろう…)

「自由」と言う言葉は多くの人が憧れる。仕事なんか投げ出してのんびりここで暮らすのもいいだろうな。ここでホットドック屋でもしてみようか、そんなことを考えてみた。しかし「自由」という言葉の裏には「責任」と言う言葉が必ず潜んでおり、「自由」と「責任」は表裏一体だと考える。もう少し責任感を鍛えないと住む資格は無いな…。

お土産に「湘南ビール」という地ビールを頂いた。仕事に行き詰ったら飲んでみよう。湘南の自由な風を感じることができるかもしれない…。早速家に帰って冷蔵庫に閉まった。

written by エイミー


2013年07月05日

最近パワハラなどという言葉が日本中を覆っている。多くの職場で怒鳴り声を耳にしなくなった。怒鳴られることで鬱憤を晴らす上司も中にはいたことだろうが、大半は部下や後輩を育てるために仕方なく怒鳴っていたはずだ。

「若い者に酒を強要するとアルハラになっちゃうからさ~」
「アルハラ?」
「アルコールハラスメントなんだって!昔はそんなこと無かったのになぁ」
「…」(何じゃそりゃ!)

そもそもハラスメントとは「苦しめること、悩ませること、迷惑」の意。僕は会社の先輩や上司から酒を誘われると、迷惑でも断るという選択肢はなかった。そして必ずと言っていいほど付き合っていた。しかも割り勘ではなく上司が飲み代を払ってくれていた。(そう言えば一人いたなぁ、せこいのが…)そして大いに盛り上がっていた。上司や先輩は酒を飲めない部下に「戻して強くなるんだ!」そう強要していた(笑)

また上司からは大いに怒鳴られもしたが、落ち込んでいるときや仕事が決まったときなどは必ず酒を飲みに連れて行ってくれた。そこには深い人間関係や絆があったような気がする。だから頑張れた。「ハラスメント」と言う言葉は当時聞いたこともなかった。(セクハラはよろしくないが…)

職場で怒鳴り声もなく酒も誘って飲めないとなると、どうやってコミュニケーションを図れば良いのだろうか…
「君と前向きな話がしたいんだけど、Coffee or tea?」

written by マックス


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