梅雨が明け、晴天で猛暑の日が続いている。暑さのせいか、日中は蝉の声も聞こえず、夜にベランダに出ても蚊に襲われない。虫も暑さで活動できないのだろう。一体、この猛暑はいつまで続き、本当に秋は訪れるのだろうか?
ところで夏場、愛犬Q次郎が自宅で留守番する時は、熱中症にならないようゲージのあるリビングのエアコンを稼働させ、さらに備えとして、別の部屋のエアコンも稼働させている。どちらのエアコンも室温を26℃に設定し外出するが、先日、外出から戻るとエアコンは稼働していたが、暑さを感じたので室温計を見ると28℃を超えていた。
「暑いな。エアコンの利きが悪いな…」
エアコンにはムーブアイという赤外線センサーが搭載されており、床や壁の温度、それに人の位置を検知し、省エネで効率良く設定した室温に保ってくれる。
「待てよ。ひょっとしてこのセンサーはQ次郎を検知しとらんのかも…」
ネットで調べてみると、“ムーブアイは人の顔や手のように肌の露出した部分で人の体温を検知しているため、ペットなどは熱源を正しく検知できません”と書いてある。そこで取説を読み返してみると、“小さなお子様やペットは熱源を感知できません。その場合はムーブアイの設定を「切る」にして下さい”
「やっぱりな~。いつも外出して戻ってくると、設定した温度より暑いと思いよった。しっかり取説ば読まんといかんな~」
さらに取説を詳しく読むと、知らなかった機能を見つけた。その機能は「停電自動復帰」の設定で、停電が発生し復旧すると停電前の設定で自動に運転を再開する機能で、ブレーカーが落ち停止した際も復旧後に自動で運転を再開することができる。
「ほぉ~。知らんやった。この機能は設定しとかんといかん」
今年、福岡市で2度停電が起き、1度目の停電は復旧に多少時間が掛った。停電が発生した時期はエアコンを使用しない時期だったので問題はなかったが、夏場の電力不足で停電が起きるリスクがある。留守の時、停電でエアコンが止まると、復旧後もエアコンは止まったままだ。
「Q!これからはエアコンがしっかり利いて快適に過ごせるぞ!」
そうQ次郎に話しかけると、Q次郎は喜んでいるようだった。
やはり取説はしっかり読まなければならない。