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2014年11月21日

書店にカレンダーや手帳の販売コーナーが増えてきた。
僕は手帳を購入する際、週の始まりの曜日が日曜始まりの物を購入するようにしている。理由は殆どのカレンダーが日曜始まりなので、カレンダーに合わせてそうしている。

電話を掛けながら、とっさに卓上のカレンダーでスケジュールの確認をすることがある。電話を終え手帳に予定を記入する際、カレンダーと手帳の週の始まりの曜日が違うことで曜日を間違えたことがある。とんでもない初歩的なミスだ。

お取引先の方から電話があり、

「待っているんだけど、あとどのくらいかかりますかね~?」
慌てて手帳を見ながら、
「えっ、アポは明日じゃなかったですか?」
お取引先も電話の向こうで手帳を見ているようだ。
「今日ですよ!」
「え~つ、そ、そうですか!今から直ぐそちらへ向かいます!!」
「…」

カレンダーや手帳の日にちや曜日をまとめた枠を「玉組」という。
例年、あるお得意先のカレンダーを制作し納品させて頂いている。玉組の祝日や曜日など間違えることは許されない。印刷工程に移るまで何人ものスタッフが細心の注意を払い、何度もチェックしている。チェックには市販されたカレンダーなどを購入し徹底して行っている。

今年も、そろそろ制作したカレンダーが納品の時期になる。このカレンダーを受け取った方が幸せになるよう、こっそり休日を1日追加しても良かったかもしれない(笑)

一年は本当に早いなぁ。

written by マックス


2014年11月14日

馴染みのバーが今年一杯で店を閉めるそうだ。
そこで遅い時間だと混んでいるだろうし、しみったれた話はできないだろうと思い、敢えて早い時間にその店に出掛けた。その店のマスターとは彼が独立する前からの付き合いで、25年ほどになる。店に入ると久しい僕をマスターは笑顔で迎えてくれた。

「閉店案内のDMを制作していて、もうすぐ送る予定にしているんですよ」
とマスターの方から切り出してきた。

他の客も殆どいなかったので思い切って閉店の理由を聞くと、近年、売上が右肩下がりに落ちているそうだ。特に接待など会社での利用が減少し、領収書を求められることが無くなったそうだ。1軒目の食事までは出掛けるものの、2軒目以降で利用されるバーまで客足が延びていないと言う。また20代、30代の若者のお酒離れも進んでおり、会社の仲間とお酒を飲むことが減っているそうだ。
そしてマスターが店の常連さんから聞いた話を僕にしてくれた。

その常連さんが勤める職場の若い社員に

「〇〇さんがもうすぐ引退だから送別会をやるぞ!お前も世話になったんだから参加しろよ!」と伝えると、
「それって、残業になるですか?」と返されたそうだ。
「残業?」
「はい。残業じゃないと残業代が出ないですよね?残業じゃなければ遠慮します!」
「…」

その常連さんは若い社員に返す言葉が無かったそうだ。

飲食店はコミュニケーションを取るための場でもあり、良いお酒は悲しいことや悔しいことを和らげてくれて、逆に嬉しいことを更に嬉しく楽しくさせてくれる。

マスターは店を閉め、日曜が休みの昼の仕事を探すそうだ。独立して月の休みは平日に2日しかなかったそうで、全く子供と遊んでやったことが無いそうだ。

僕の秘密基地がまたひとつなくなる。

written by モンコ


2014年11月07日

僕の父が勤めいた会社を定年退職で辞めたのは55歳だった。その後、自分の気に入った仕事を5年ほどやり、60歳でその仕事もきっぱり辞め、その後、悠々自適に暮らしている。

年金財源は余裕が無いので支給額も随分と減り、受給年齢も上がっている。政府は国民に高齢になっても健康で元気に働くことを促しており、65歳まで定年を引き上げ、さらに高齢者雇用制度などと謳い70歳まで働くことを推奨している。いずれ政府は75歳や80歳まで働くべきだと言い出すのだろう。

「70歳まで働くの?」

よく一生現役などと言うご年配の方がいる。ましてや一生青春などと言っている方もいる。
その方にとやかく言う気はさらさら無いが、きっぱり言わせていただきます。

「僕は嫌です!」

冗談じゃない。たった一回の人生を働き蟻のように働き続けて一度の人生を終わりたくない。やりたいことは山ほどある。世界だって行ったことのない国の方が遥かに多い。そもそもいくつまで生きられるのか分からないし、やっと自由になった時に病に倒れ、余命を宣告されるかもしれない。しかも70歳過ぎて世界の秘境などに出かけられわけがない。

「三浦雄一郎さんは80歳でエベレスト登頂に成功してるぜ!それに『アルプスのハイジ』に出ていたアルムおんじは当時70歳だったらしいが、あの歳でアルプスの山の中で働きながら暮らしていたぜ!それにクララまで背負って山を何度も登ってたぜ!」

体が動くうちは働くべきだと言われても、動かなくなったら何もできないし、どこにも行けない。高齢になってもそんなに働かなければならないのだろうか?

ふと、ハイジの主題歌を思い出した。
「教えて~おじい~さん♪教えておじいさん♪教えて~♪」

written by ダニエル


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