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AIで蘇る?
2023年04月21日

今週、福岡では早くも気温25℃を超え夜は寝苦しく、大嫌いな夏がそこまで近づいていると思うと、少し気が重くなる。来週末はゴールデンウィークに入るが、皆はどんな休暇を過ごすのだろう。僕は親父が生死を彷徨っているので自宅で過ごすことになる。

ところで最近はAI「チャットGPT」が話題になり多くのメディアで取り上げられている。GPTとは「Generative Pre-trained Transformer」(Generative:文章を生成する、Pre-trained:事前学習した、Transformer:変換・変形)の略で、アメリカの企業OpenAIが開発した自然言語の処理技術だ。GPTは大量の文章やデータを自ら学習し文章を生成することができ、その技術をチャットボットに応用したのが「チャットGPT」だ。

これまでのチャットボットはあらかじめ用意されたテンプレートに沿って会話をするので、限られた回答しかできなかったが、「チャットGPT」は自ら学習し、ユーザーの発言などに応じて自然な返答を生成することができる。近い将来、自然言語の処理技術はさらに進み「チャットGPT」は自然な会話で声のトーンや表情、そしてジェスチャーまで対応できるようになると言う。

AIの技術がさらに進めばどんな未来が訪れるのだろうか?車椅子の宇宙物理学者スティーヴン・ホーキング博士は生前、AI(人工知能)が人類に与える脅威について次のように語っている。

「AIは独自の意思を持ち始める可能性があり、AIは人類にとって最悪、もしくは最良の結果をもたらす可能性がある。AIやロボットは既に人間から仕事を奪い始めているが、同時に社会を前向きな方向に変える力を秘めている」

さらにAIは我々が想像するよりもずっと早く進化を遂げ、数十年後には人間の知性を超える可能性があると博士は語り、世界中の技術者にこの脅威を前提に正しい認識を持ち、業界のガイドラインや法の整備を検討すべきだと語っている。

近い将来、亡くなった人が生前に経験したことや学習したこと、またその人の価値観や思考などをAIに学習させると、その人と同じ声のトーンや表情で会話ができるようになり、この世を去った親父もAIで蘇るかもしれない。

「こらっ!何ばしよるとか!」(ヤバいな…笑)

それはそれできっと楽しいだろう。


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